令和3年、秋も予約採用の申し込みへ

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給付型奨学金を含む国の修学支援新制度は、2020年度の開始以来高校3年生の予約採用は4月下旬~7月下旬の1回の申し込みのみでしたが、2021年9月14日、文部科学省は現在の高校3年生を対象に10月7日から追加募集を始めると明らかにしました。

所得の少ない世帯向けに大学・短大の授業料減免や奨学金給付を行う国の修学支援制度について、文部科学省は14日、現在の高校3年生を対象に、利用希望者の追加募集を10月7日から始めると明らかにした。
 これまでは進学する前年度の4月下旬~7月下旬に募集期間が設定されていた。ただ、その時点で就職希望だった生徒が進学希望に切り替えた場合、次の申請の機会は入学後になってしまうため、申請機会を増やすよう要望が寄せられていたという。高3生の利用希望者は、給付事務などを担う日本学生支援機構に学校を通じて申し込む。

住民税非課税とそれに準じる世帯にとって、授業料減免とセットになっている給付型奨学金の予約採用が入学前に決まることは、進学を考えるに当たって非常に大きな支えになるものです。大学等に入学後に申し込む在学採用もありますが、予約採用の申し込みの機会が増えることは経済的に不安のある世帯にとって喜ばしいことだと思います。

実際の申し込みに関しては在籍する高校を通じて行うことになりますので、高校からの案内を見逃さないようにしましょう。

追記:2022年も秋の追加募集を行うという記述をJASSOのサイトに見つけました。

※2022年度は、貸与奨学金(第一種・第二種)について秋も奨学生の募集を行います。申し込み方法については、在学している学校の奨学金窓口にご確認ください。