一般入試の学力検査

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北海道公立高校の一般入試は、学力検査の点数と個人調査書等を元に選抜されます。平成31年度の北海道公立高校の学力検査日は3月5日(火)。学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科が行われ、各60点の計300点が満点となります。

この学力検査の印象が強くて意外と知らない人もいるようなのですが、学力検査のみが一般入試ではない学校もあります。つまり学力検査当日または翌日に、面接や実技が行われる学校もあるということです。

面接等を行う高校は

面接は過年度生のみを対象にする学校もありますし、現役生も含めて全員行う高校もあります。面接は実施しないという高校もあります。例えば札幌市立高校は(少なくとも平成31年度は)面接は実施しません。

面接以外の実技を行う学校もあります。札幌・石狩学区でいうと、恵庭南の体育学科は個人面接の他に運動能力・技能テストを行います。また札幌平岸のデザインアートでは、実技試験が行われます。

どの学校が面接などを実施するか気になる方は、道教委サイトの以下のページ(pdf)で確認できます。

平成31年度公立高等学校一般入学者選抜における面接・実技・作文の実施予定一覧について

面接は選抜でどう扱われるのか

面接が選抜においてどのように扱われるかは、はっきりとは分からないのですが、平成31年度公立高等学校入学者選抜における学校裁量についての実施予定一覧表がヒントになります。

これによると、個人調査書などを重視の15%枠の「実技等」の欄に「面接」と記載されています。北海道の一般入試は、まず個人調査書の各評価の評定と当日の学力検査を同等にみて70%を決めます。これはどの学校でも同じです。

その後、15%を学力検査の成績を重視、15%を個人調査書等を重視で決めますが、どちらを先に見るかと、学力と評定の比率は学校の裁量によって決められます。この裁量の一覧を見る限り、面接は個人調査書等を重視の15%枠で選抜する時に参考とされるように読み取れます。

しかし、たとえ合否に直結しなくても、入学予定者をしっかり見ておきたいという学校の気持ちもあるでしょうから、中学生らしい清潔感ある身だしなみや、はきはきとした受け答えを心がけましょう。

面接の時間は?

学力検査と異なり、面接の時間は、各学校によって異なるようです。面接の集合時間や場所、持ち物などについては、実施までに高校からお知らせがあるはずです。学力検査の日に、翌日の面接についてのお知らせを貰う場合もありますので、しっかり確認してから当日に臨むようにしましょう。

面接はどう準備すればいい?

どんなことを聞かれるのか、どんなことに気をつければいいか、心配だという人も多いでしょう。高校入試の面接については、市販の本もたくさん出ていますが、その前に手持ちのものを活用して見てはいかがでしょう。おそらく中学3年生なら中学で「進路のしおり」を配布されているのではないでしょうか?

全道で配布されているかは分かりませんが、札幌で中3生に配布される進路のしおりには、面接についてもマナーやよく聞かれる質問などが載っているのではないかと思います。ここに載っている質問に自分なら何と答えるか書き出してみるだけでも、十分対策になるのではないかと思います。

でもいくら予め想定の答えを考えて書いていても「こんなに覚えられない」ですとか「当日は緊張で頭が真っ白になりそう」ですとか、不安は尽きませんよね。大体たくさんの想定問答を一言一句すべて覚えるなんて現実的ではありません。それならば、こんなアプローチはいかがでしょう。

合格へ気持ちとその理由を言葉に

受検生である皆さんは、この高校に行きたい!という強い気持ちがあるはずです。そしてその気持ちには理由もあるはずです。「合格してこの高校で部活を頑張りたい!」という理由かもしれませんし、「ここでこんな勉強をしたい」かもしれません。専門学科なら特に、なぜその勉強をしたいのか理由があることでしょう。まずはその高校に行きたい、合格したいという現在の気持ちと理由を自分の言葉で書いてみます。

次に過去を考えます。なぜその思いに至ったのか、おそらく今までの自分のことを見つめてみれば、その理由の元になるヒストリーやエピソードが出てくるのではないでしょうか。それを自分なりに書いてみます。

次にその高校で学んだ後、その先の未来のことを考えます。その高校で3年間を過ごした後どうしたいか、どういう自分になりたいかを書いてみます。

優先順位を決める

最後に書いたことを改めて見直して、自分がどれを一番強く面接官に伝えたいか、どれが一番自分をアピールできるか考えます。1番がまとまったら、2番目に伝えたいことはどれかを考えます。

ここで書いた自分の思いや現在、過去、未来に直結したエピソードなら、緊張したとしても真っ白に忘れてしまう危険は少ないのではないでしょうか。そして高校の先生である面接官が知りたいことにもマッチしています。つまり、あなたがこの学校に来たらどういう活躍をしてくれるのか、なぜここで学びたいのか、将来学んだことをどう活かすのか、ということです。

優先順位を決めたのは、「これを聞いてもらえれば悔いなし!」と思えるとっておきのアピールを決めるためです。実際の面接では、おそらく自分の伝えたいことを発言できるチャンスは思ったより少ないと思います。特に集団面接だと、発言のチャンスは2〜3回くらいしかない場合もあります。ぜひその少ないチャンスを見逃さず、合格にかける思いやそれに繋がる具体的なエピソードを面接官に伝えてみてください。1つでも伝えられればOK、2つ言えたら上出来!とします。

あなたの言葉はこんな質問で使える

このやり方で書いてみたあなたの言葉は、次のような「よくある質問」に活かせるのではないかと思います。

・自己PRをしてください。
・なぜ本校(学科)を希望しましたか。
・本校に合格したらどのようなことをしたいですか。
・高校卒業後はどうするつもりですか。
・将来の夢はなんですか。
・中学校3年間で最も頑張ったことは何ですか。
・中学校生活での一番の思い出は何ですか。
・部活動は何をしていましたか。高校では何部に入る予定ですか。
・趣味や特技は何ですか。

こんな質問が来たらチャンスです。あなたの意気込みを自分の言葉で伝えましょう。

さらに練習したい場合は

面接は中学校でも練習の機会を設けてくれるのではと思いますが、家でも何度か練習してみるといいと思います。ただ学力検査の準備を優先した方がいいかもしれませんね。一般入試の選抜は面接より学力点のウェイトが高いので。

自分の言葉だけでは不安で、他の人がどんな答えを用意しているのか気になる、またいわゆる模範解答が知りたいという場合は、市販の本を利用するのも手です。例えばこんな本があります。

高校入試受かる!「面接」

面接についての本は、マナーや想定問答がたくさん載っているので、参考になるかもしれません。しかし前述したように、この学校に行きたい!という気持ちを1つでも自分の言葉で面接官である先生方に伝えられれば成功だという気持ちで臨むのもいいと思います。

高校入試のこの時点で、面接を経験できるのは、これからの人生においてもきっと有意義な経験となることでしょう。応援しています!