2020年9月11日、高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金と授業料減免等)の対象となる大学、短大、高専、専門学校など(確認大学等)の具体的な名称が発表されました。

機関要件の確認申請と審査

北大博物館
北大博物館

結論から言うと、大学・短期大学は98%、高等専門学校は100%、専門学校は73.2%が審査によって要件が確認され対象機関となりました。

高等教育の修学支援新制度を使いたいと希望していて大学や専門学校を受験する場合は、その学校が対象機関がどうかを確認する必要があります。

全国の確認大学等は文科省のサイトで確認できます。

文部科学省:高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学等)の公表(令和2年9月11日)

なお、2020からの奨学金、修学支援新制度についてはこちらの記事にまとめましたのでご覧ください。

2020年度からの新しい奨学金制度について。給付型奨学金や大学等の授業料等減免は【保存版】

北海道の国公立大学と高専はすべて対象に

北海道の国公立大学と高専はすべての学校が高等教育の修学支援新制度の対象となりました。具体的な大学名は次の通り。

国立大学(7校中7校)

北海道大学
北海道教育大学
小樽商科大学
室蘭工業大学
帯広畜産大学
北見工業大学
旭川医科大学

公立大学

北海道公立大学法人(1校中1校)

札幌医科大学

市町村・公立大学法人・事務組合立(5校中5校)

札幌市立大学
公立千歳科学技術大学
公立はこだて未来大学
名寄市立大学
釧路公立大学

高等専門学校(4校中4校)

函館工業高等専門学校
苫小牧工業高等専門学校
釧路工業高等専門学校
旭川工業高等専門学校

道内の私立大学と短大は

道内の私立大学は24校中24校が、短期大学は15校中15校が対象機関となりました。
対象となった学校は次の通りです。

私立大学(24校中24校)

札幌大学     札幌学院大学    函館大学
藤女子大学    北星学園大学    北海学園大学
北海道科学大学  酪農学園大学    旭川大学
北海道医療大学  北海商科大学    星槎道都大学
北海道情報大学  札幌国際大学    北翔大学
苫小牧駒澤大学  日本赤十字北海道看護大学
北海道文教大学  天使大学      稚内北星学園大学
札幌大谷大学   札幌保健医療大学  日本医療大学
北海道千歳リハビリテーション大学

※2020年9月、札幌大谷大学も確認大学となりました。

私立短期大学(15校中15校)

旭川大学短期大学部      帯広大谷短期大学
釧路短期大学         光塩学園女子短期大学
札幌大谷大学短期大学部    函館大谷大学短期大学
函館短期大学         北星学園大学短期大学部
北海道科学大学短期大学部   北翔大学短期大学部
拓殖大学北海道短期大学    北海道武蔵女子短期大学
札幌大学女子短期大学部    札幌国際大学短期大学部
國學院大學北海道北海道短期大学部

道内で対象機関ではない私立大学は

2020年9月、道内の私立大学も全て対象機関となりました。

2019年の段階では札幌大谷大学は対象機関ではありませんでした。審査に落ちた訳ではなく、申請自体を出さなかったそうです。なお、札幌大谷大学短期大学部は対象機関となっていました。

そのかわり、札幌大谷大学は独自の授業料減免制度があったのですが、令和3年度からは国の修学支援新制度が受けられることとなりました。

これによりJASSOへ給付奨学金及び入学料・授業料減免制度の申込みをし、採用候補者決定通知書を受け取った人なら、北海道内の国公立及び私立大学・短期大学、高専ならどこでも新制度の給付や減免が受けられるということになりました。

道内の専門学校は

道立や市立の看護学院など、道内の公立専門学校は全て新制度の対象となりました。

私立の専門学校については122校中103校が対象機関となっています。新たに確認校となったところがある一方、令和3年3月31日付けで確認を辞退するところもあリます。

北海道の私立の専門学校などについては、詳しくは北海道HP 学事課のページ
(R2.9.11) 「大学等における修学の支援に関する法律(令和元年法律第8号)による修学支援の対象機関となる大学等」をご覧ください。

こちらのページには、修学支援の対象取り消しとなった北海道の専門学校も公表されています。受験前に確認してみましょう。

参照:文部科学省高等教育の修学支援新制度