採用が決まったら返還誓約書・誓約書の提出が必要

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日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の採用者には、奨学生の証明として「奨学生証」が発行されます。それと同時に採用者は、貸与型は「返還誓約書」、給付型は「誓約書」また必要な場合はその他の添付書類を期日までに大学など在学校を通じて提出しなくてはいけません。 

返還誓約書と誓約書は、併用貸与など複数の奨学金を受けている場合は複数提出します。また返還誓約書は2枚綴りとなっていますので、切り離して1枚目の提出用のみ提出します。

提出しない場合は採用の取り消しもあり得るので、必ず期日を守って大学の指示通りに提出しましょう。

返還誓約書が届かない!という大学生の声が

おそらく通常の年だと、書類のやり取りは大学等の窓口を通じて行うことができると思います。しかし、2020年5月、多くの大学が施設に入れない状況なので、この時点での書類の受け渡しは郵送で行われることが殆どでしょう。

そんな中、ネット上では「返還誓約書がまだ手元に届かない」という大学生等の声が見受けられます。期日を守らなければならない重要書類が届かないと、不安になりますよね。

実は、我が家も学校関係の書類が届かずヒヤっとした体験があります。そういう時、以下をチェックしてみてください。

書留などの不在票が入っていないか

書留などで郵送され不在で受け取れなかった場合、不在票がポストや新聞受けに入っていると思います。実はうちはこれで失敗しました。

普段殆ど使わない新聞受けに書留の不在票が入っていて、気付くのが遅れてしまい…。なんとか間に合ったのですが、危なかったです。ありがちなミスなので、ポストや新聞受けをチェックしてみてください。

実家に届いていないか

一人暮らしの場合、奨学金などの重要書類は学生のアパートではなく実家に届く場合があります。実家に届いていないか確認してみましょう。さらに実家に不在票が入っていないかもチェック

大学などの窓口に問い合わせる

それでも届いていなかったら、そもそも郵送なのか、郵送ならどこの住所に送付されたかを在学校の担当窓口に問い合わせてみましょう。

誓約書・返還誓約書の提出は期限があり、出さないと奨学金が取り消されるかもしれないという奨学生にとってとても大事な書類です。送付の時期の目安は、採用月の翌月上旬〜翌月中旬と言われていますので、新入生の予約採用なら5〜6月に送られてくる場合が多いと思います。要注意の時期ですね。

また書類の作成には、本人だけではなく生計維持者などの署名や押印が必要です。一人暮らしの学生は、実家などと書類のやり取りをしなければなりません。移動が難しい時期ですから、そこでも郵送でのやり取りが必要となりそうです。

その時間を考慮して届かない場合は早めにチェックし、在学校へ相談をしてみてください。