2023年3月2日、北海道公立高校の学力検査が行われました。この記事では、自己採点と入試予想最低点についてまとめます。
2024年の記事はこちら
北海道公立高校一般入試【2024】自己採点と入試予想最低点
2023年の北海道公立高校一般入試
2023(令和5)年3月2日、北海道公立高校の学力検査が行われました。面接を予定している高校は、当日または翌日に行われます。全日制で面接や実技がある場合は、3月3日です。
北海道公立高校一般入試は面接がある高校も。どんな準備をする?
今年の道内の一般入試を受検するのは約2万5000人。荒天などによる開始遅れはないそうで、何よりです。まずは、無事にこの日を迎えられたというだけで、拍手!ですね。
入試問題と解答はどこで見られる?
問題と解答は、北海道新聞電子版で見ることができます。今年から道新デジタル会員登録(無料あり)が必要なようですね。
翌日の新聞、朝刊にも掲載されます。
またテレビやwebでも見ることができます。
●HBC北海道放送:3月2日15時49分〜「未来を咲かそう15歳の春!速報!公立高校合格予想ライン」
北大学力増進会の講師による解説です。
●TVhテレビ北海道:3月2日16時00分〜「北海道公立高校入試解答速報2023」
こちらはニスコグループの講師による解説です。
●UHB北海道文化放送:3月2日15時50分〜「2023公立高校入試解答速報」
こちらは錬成会グループの講師による解説です。
●進学会の入試解答速報はwebでも見ることができます。
自己採点をしたら
自分で答え合わせをしておおよその点数が分かったら、受検した高校の合格ラインの点数が知りたくなりますね。もちろん、実際のところは分かりません。しかし目安としての入試予想最低点は、数日後、北海道学力コンクールのサイトで分析されたものが期間限定で掲載されます。
気になる人は入試予想最低点と自己採点の結果を照らし合わせてみてはいかがでしょうか。もちろんあくまで目安なので、合格発表まで気にせずどーんと構えておく!という方針もアリだと思います。
入試予想最低点とは
北海道学力コンクールが発表する入試予想最低点は、1月の道コン受験生の分布を元にシミュレーションしているそうです。母数としては十分な資料と言えるのではないでしょうか。北海道の公立高校入試は、国語・数学・社会・英語・理科の5教科各100点、計500点満点。(2021年までは5教科各60点、計300点満点でした。)
この500点満点中、理論上何点取れれば合格が見えてくるかを表しています。ちなみに傾斜配点を採用している札幌北なども、500点満点に換算して掲載されています。
ちなみにこの入試予想最低点、この高校の最低ラインはズバリ○点!というものではありません。北海道の入試の選抜は学力検査の結果だけではなく内申点も大きく関係しますので、当日点が何点必要かは内申ランクによって異なります。(ただし、学力点重視が学力点:内申点=10:0を採用している高校ではランクの上下に関わらず最低点が同一になることがあります。)
つまり内申がAランクなら何点、Bランクなら何点、Cランクなら…というような発表になるわけですね。
この道コンの入試予想最低点は必要な内申と当日点の目安が分かるという点で、受検生だけではなく来年、再来年に受検を控えている人にとっても学校選びの資料になると思いますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。おそらく期間限定の掲載となると思うので、この機会に見ておくことをおすすめします。
2023年道コンの予想最低点
北海道学力コンクールのサイトで、予想最低点が出ました。2023年の北海道の公立高校入試は、裁量問題が廃止されて2年目。配点も昨年から変わって5教科各100点、計500点満点となりました。
それ以前の年と比較することは難しいですが、昨年に比べてかなり難易度が上がっていたようです。以前より記述力や読解力を問われる問題など新しい傾向の出題も増え、難しいと感じた受検生が多かったのではないでしょうか。平均点がかなり下がっています。
石狩
石狩の人気校の予想最低点をいくつかピックアップしてみます。
●札幌南(普通) A:412 B:412 C:412 D:412
●札幌東(普通) A:371 B:389 C:397 D:405
●札幌北(普通) A:394 B:400 C:403 D:407
●札幌西(普通) A:375 B:393 C:393 D:393
●札幌月寒(普通) A:307 B:339 C:345 D:349
●札幌国際情報(普通) A:351 B:370 C:373 D:377
●札幌啓成(理数) B:301 C:333 D:380 E:385
●札幌平岡(普通) D:179 E:211 F:215 G:218
***
●市立札幌旭丘(普通) A:341 B:373 C:376 D:380
●市立札幌平岸(普通) C:248 D:280 E:288 F:296
●市立札幌新川(普通) B:285 C:316 D:324 E:332
石狩以外の地区
道内の石狩以外の地区の人気校をピックアップします。
渡島
●函館中部(普通)A:279 B:311 C:318 D:321
空知
●岩見沢緑陵(普通)D:116 E:148 F:196 G:244
上川
●旭川西(普通)B:275 C:300 D:308 E:316
胆振
●室蘭栄(理数) A:335 B:355 C:355 D:355
十勝
●帯広三条(普通)A:255 B:287 C:302 D:305
釧路
●釧路湖陵(理数)A:303 B:335 C:382 D:405
参照:北海道学力コンクール
その年の入試の難易度を測る
入試問題は、毎年細心の注意を持って作成されますが、その平均点は毎年異なります。今年の入試は難しいか、易しいかは、受検生にとってはかなり大きな問題です。
入試が易しいと、平均点が高くなります。本人の手応えが上々でも、実はボーダーライン上で多くの受検生が合否を争うような状況が生まれるかもしれません。一つのケアレスミスが、合否を決めるような場合が出てくる可能性もあります。
入試が難しいと、平均点が低くなります。本人が出来なかったと思っていても、周りの人も同じように感じていて、実は相対的な順位は高かったということも有り得ます。
入試の難易度を測るのに役立つのが、道コンの資料「道コンSS・入試当日点換算表」です。これは「道コンSS」と呼ばれる、北海道学力コンクールの偏差値が、入試で何点くらいに当たるかを示した表です。北海道の場合、道コンのデータが一番信頼できると私は思います。
道コン受験者の平均である「SS50」を見ると、その年の入試が、比較的難しかったかどうかを推量することができます。
道コン受験者の平均である「SS50」に当たる今年2023年の入試の点数は
287点(500点満点)
と推定されました。
ちなみに昨年(2022年)は
330点(500点満点)
となっているので、今年はかなり難易度が上がっているのが分かります。
(難易度は事務局が収集した約4,000人の自己採点結果に基づき仮定しているそうです。)
合格発表は3月17日
公立高校の合格発表は2023年3月17日10:00です。
合格発表についてはこちらの記事をどうぞ。
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そして3月15日は札幌市の中学校の卒業式が予定されています。
たくさんの人のいろいろな想いの詰まった3月ですね。
入学準備についてはこちら
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