こちらは2021年の記事です。2022年の記事はこちら

2022年北海道公立高校の出願変更後の倍率の変化は?石狩の状況をチェック

2021年度の公立高校入試、一般入試の出願変更は2月2日締め切られました。それを受けて、出願変更後の出願状況が、2021年2月12日道教委サイトで発表になりました。1/26発表の当初の出願状況からどのように倍率の変化があったでしょうか。見てみたいと思います。

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石狩学区の倍率

1月26日発表の当初の出願状況を見て、こちらの記事2021年北海道公立高校の出願状況・当初の倍率が発表!石狩・札幌の状況はで、東西南北と当初倍率が倍率1.4倍以上だった高校をピックアップしました。まずは、それらの高校の倍率が出願変更後にどのようになったかを見てみます。

当初より倍率が高くなったところは数字を、低くなったところをにしました。

学校名 学科名 募集人員 当初倍率 出願変更後
札幌東 普通 320 1.4 1.4
札幌西 普通 320 1.5 1.5
札幌南 普通 320 1.4 1.3
札幌北 普通 320 1.3 1.2
札幌月寒 普通 280 1.5 1.5
札幌北陵 普通 280 1.4 1.4
札幌平岡 普通 240 1.4 1.4
札幌国際情報 普通 80 1.6 1.5
札幌啓成 普通 280 1.4 1.3
理数 40 2.0 2.0
市立札幌旭丘 普通 320 1.6 1.5
市立札幌藻岩 普通 240 1.4 1.5
市立札幌平岸 普通 280 1.7 1.7
市立札幌清田 普通 200 1.5 1.5

※2021年1月26日発表の当初倍率
※出願変更後(の倍率):2021年2月12日発表
※札幌旭丘より下は札幌市(市立)高等学校です。

この倍率は、当初の出願を受けて、各高校の学科の「出願数合計」を「募集人員」で割ったものです。つまり、推薦と一般入試を合わせた倍率となります。一般入試の倍率は、「一般出願者数」を「募集人員から推薦合格者数を引いた人数」で割って出さねばならず、また推薦人気校では推薦不合格者が一般入試に再出願することへの考慮も必要です。

つまり推薦入試を実施する高校の一般入試の実際の倍率は、この倍率より高くなる可能性があります。(四捨五入マジックにより同じに見える時もあります。)

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推薦枠64人に対し推薦出願者数が112人と、推薦の倍率が高くなっている市立札幌旭丘が0.1ポイント下げて1.5倍に。

その影響があったのかどうか、近隣の札幌市立高校である市立札幌藻岩が0.1ポイント上げて1.5倍に。

札幌国際情報(普通)は、0.1ポイント下げて1.5倍に。

札幌南は、0.1ポイント下げて1.3倍に。

札幌啓成(普通)は、0.1ポイント下げて1.3倍に。札幌啓成(理数)は変わらず2.0倍

札幌北は、0.1ポイント下げて1.2倍に。

倍率が減少した学校

ここからは、当初倍率の高さに関わらず、石狩学区の倍率の増減があった高校をピックアップして、当初と比較してみます。

まず、東西南北と石狩学区で倍率が当初よりも減少したところ。「減少数」は一般出願者数の当初からの変化。出願変更後の倍率は2/12発表のものです。

学校名 学科名 減少数 当初倍率 出願変更後
札幌南 普通 -36 1.4 1.3
札幌北 普通 -19 1.3 1.2
札幌啓成 普通 -18 1.4 1.3
札幌国際情報 普通 -9 1.6 1.5
野幌 普通 -1 0.9 0.8
恵庭南 普通 -11 1.0 0.9
札幌厚別 総合 -17 1.3 1.2
市立札幌旭丘 普通 -8 1.6 1.5

※出願変更後の倍率は、2021年2月12日発表の「出願変更後の出願状況」のもの。
※減少数は「当初」から2021年2月12日発表の「出願変更後の出願状況」の一般出願者数の変化

また四捨五入マジックで倍率には変化がないのでこの表にはないのですが、札幌東は-8人(1.4倍のまま)、札幌西は-8人(1.5倍のまま)と出願者数が減っています。

倍率が増加した学校

次に石狩学区で倍率が当初よりも増加したところ。「増加数」は一般出願者数の当初からの変化。出願変更後の倍率は2/12発表のものです。

学校名 学科名 増加数 当初倍率 出願変更後
札幌手稲 普通 +8 1.2 1.3
札幌東陵 普通 +14 0.8 0.9
大麻 普通 +37 0.9 1.0
北広島西 普通 +4 0.7 0.8
石狩南 普通 +22 1.0 1.1
札幌琴似工業 電子機械 +2 0.6 0.7
札幌東商業 国際経済 +4 0.8 0.9
当別 家政 +1 0.4 0.5
市立札幌藻岩 普通 +9 1.4 1.5
市立札幌清田 グローバル +2 0.9 1.1

※出願変更後の倍率は、2021年2月12日発表の「出願変更後の出願状況」のもの。
※増加数は「当初」から2021年2月12日発表の「出願変更後の出願状況」の一般出願者数の変化

倍率に変化があった中で10名以上増加しているのは、大麻+37人、石狩南+22人
市立札幌藻岩は、2021年度から募集学級数が8学級から6学級の減少となり、募集人員240人となっています。その影響もあるのか高倍率となりました。

倍率の変化と今後の予定

倍率は、出願者数合計を募集人員で割ったもので、少数第2位を四捨五入して出しています。ですから、倍率に増減がなくても出願者数が増減している学校は上記以外にもあります。

また、定員が少ない学科は、わずかな人数の変化で倍率が変わりやすいという特徴もあります。

そしてこれが最終的な倍率ではありません。この後、推薦入試の合否が決まり、内定者数の発表が2月18日にあります。そして推薦が不合格だった人は改めて一般入試に再出願する期間が設けられています。再出願後の出願状況が分かるのは、3月1日の予定です。

他の地区や詳細は道教委のサイトで確認できます。

参照:北海道教育委員会 高等教育課のページ
令和3年度公立高等学校入学者選抜出願変更後の出願状況