2020年度の公立高校入試、一般入試の出願変更は2月4日締め切られました。それを受けて、出願変更後の出願状況が、2020年2月14日道教委サイトで発表になりました。1/28発表の当初の出願状況からどのように倍率の変化があったでしょうか。見てみたいと思います。

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石狩学区の倍率

1月28日の当初の出願状況についてはこちらの記事2020年北海道公立高校の出願状況・当初の倍率が発表!石狩・札幌の状況はで、東西南北と当初倍率が倍率1.4倍以上だった高校をピックアップしました。まずは、それらの高校の倍率が出願変更後にどのようになったかを見てみます。

学校名 学科名 募集人員 当初倍率 出願変更後
札幌東 普通 320 1.5 1.4
札幌西 普通 320 1.5 1.4
札幌南 普通 320 1.2 1.2
札幌北 普通 320 1.3 1.3
札幌北陵 普通 280 1.4 1.4
札幌白石 普通 280 1.4 1.3
札幌国際情報 普通 80 1.6 1.5
グロビ 120 1.4 1.4
石狩南 普通 280 1.4 1.4
札幌啓成 理数 40 1.8 2.0
札幌琴似工業 情報技術 80 1.6 1.4
札幌旭丘 普通 320 1.5 1.5
札幌平岸 普通 280 1.6 1.6
札幌清田 普通 200 1.5 1.4
札幌新川 普通 320 1.5 1.4

※当初倍率:2020年1月28日発表
※出願変更後(の倍率):2020年2月14日発表
※札幌旭丘より下は札幌市(市立)高等学校です。
※当初より倍率が高くなったところは数字を、低くなったところをにしました。

特筆すべきは、当初でも高倍率だった札幌啓成(理数)が、更に0.2ポイント上げて、2.0倍になったことでしょうか。思うのですが、札幌の理数科は需要に対して供給が足りていないのでは?

札幌東、札幌西、市立札幌清田、市立札幌新川は0.1ポイント下げて1.4倍に。

札幌国際情報(普通)は0.1ポイント下げて1.5倍。

札幌白石は0.1ポイント下げ1.3倍に。札幌琴似工業の情報技術は0.2ポイント下げ1.4倍に。

札幌南、札幌北、札幌国際情報(グローバルビジネス)、石狩南、札幌北陵、市立札幌旭丘、市立札幌平岸の倍率は変わらず。

倍率が減少した学校

ここからは、当初倍率の高さに関わらず、石狩学区の倍率の増減があった高校をピックアップして、当初と比較してみます。

まず、東西南北と石狩学区で倍率が当初よりも減少したところ。「減少数」は一般出願者数の当初からの変化。出願変更後の倍率は2/14発表のものです。

学校名 学科名 減少数 当初倍率 出願変更後
札幌東 普通 -29 1.5 1.4
札幌西 普通 -25 1.5 1.4
札幌啓成 普通 -7 1.3 1.2
札幌白石 普通 -15 1.4 1.3
札幌国際情報 普通 -8 1.6 1.5
千歳北陽 普通 -7 0.8 0.7
札幌工業 建築 -4 1.2 1.1
札幌琴似工業 情報技術 -13 1.6 1.4
札幌東商業 情報処理 -2 1.0 0.9
市立札幌清田 普通 -19 1.5 1.4
市立札幌新川 普通 -23 1.5 1.4

※出願変更後の倍率は、2020年2月14日発表の「出願変更後の出願状況」のもの。

高倍率を嫌って減少数が目立つのは、札幌東-29人、札幌西-25人、札幌白石-15人、市立札幌清田-19人、市立札幌新川-23人、でしょうか。

また四捨五入マジックで倍率には変化がないのでこの表にはないのですが、札幌南は-20人(1.2倍のまま)、札幌北は-16人(1.3倍のまま)と出願者数が減っています。

札幌琴似工業の情報技術は募集人員が80名と少ないのもあり0.2ポイント倍率が下がっていますが、それに対して電気が0.2ポイント上がっています。

倍率が増加した学校

次に石狩学区で倍率が当初よりも増加したところ。「増加数」は一般出願者数の当初からの変化。出願変更後の倍率は2/14発表のものです。

学校名 学科名 増加数 当初倍率 出願変更後
札幌真栄 普通 +10 1.0 1.1
札幌あすかぜ 普通 +5 0.7 0.8
札幌稲雲 普通 +28 0.9 1.0
札幌英藍 普通 +19 1.0 1.1
札幌平岡 普通 +6 1.2 1.3
大麻 普通 +35 0.8 0.9
千歳 普通 +3 1.1 1.2
国際教養 +2 0.7 0.8
札幌啓成 理数 +6 1.8 2.0
札幌国際情報 国際文化 +3 1.2 1.3
理数工学 +1 1.0 1.1
札幌工業 電気 +4 0.7 0.8
札幌琴似工業 電気 +14 0.6 0.8
札幌東商業 国際経済 +4 1.0 1.1
市立札幌藻岩 普通 +21 1.3 1.4
市立札幌清田 グローバル +4 1.0 1.1

※出願変更後の倍率は、2020年2月14日発表の「出願変更後の出願状況」のもの。

前述しましたが、札幌啓成(理数)が、更に0.2ポイント上げて、2.0倍と大台に乗りました。人数の増加は6名なのですが、募集人員が40名と少ないので倍率の変化が大きいです。ここは推薦出願者数が9名いるので、一般入試のみの倍率は更に上がるでしょう。

倍率に変化があった中で15名以上増加しているのは、札幌稲雲+28人、札幌英藍+19人、大麻+35人、市立札幌藻岩+21人

札幌稲雲は当初で0.9倍と定員割れしていたので増加は納得ですが、市立札幌藻岩が当初の1.3倍から更に増えるのは意外でした。市立札幌藻岩は2021年度から単位制を導入する予定になっています。それが人気の呼び水となっているのでしょうか。

ちなみに札幌藻岩は、2021年度からは募集学級数が現在の8学級から6学級と大幅に減る予定(2019年9月発表の高校配置計画)です。来年の受検生は注意が必要かもしれません。

倍率の変化と今後の予定

倍率は、出願者数合計を募集人員で割ったもので、少数第2位を四捨五入して出しています。ですから、倍率に増減がなくても出願者数が増減している学校は上記以外にもあります。

また、定員が少ない学科は、わずかな人数の変化で倍率が変わりやすいという特徴もあります。

そしてこれが最終的な倍率ではありません。この後、推薦入試の合否が決まり、内定者数の発表が2月20日にあります。そして推薦が不合格だった人は改めて一般入試に再出願する期間が設けられています。再出願後の出願状況が分かるのは、3月2日の予定です。

他の地区や詳細は道教委のサイトで確認できます。

参照:北海道教育委員会 高等教育課のページ
令和2年度公立高等学校入学者選抜出願変更後の出願状況