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2020年度 北海道・札幌 高校入試の関連記事

公立高校学力検査が終了

2018年、北海道公立高校の学力検査が3月6日に行われました。7日の北海道新聞によると、

石狩管内では全日制、定時制合わせて44校で計1万3677人が挑んだ。

とのことです。学力検査を終えた受検生の皆さん、お疲れさまでした。解答速報が出て、早速自己採点をしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし受検する学校によっては翌日、3月7日にも面接や実技、作文等のテストを控えているという受検生もいらっしゃるでしょう。石狩管内で面接等を実施するのは27校。明日も面接等を予定している方は学力検査のことはひとまず置いておいて、落ち着いて実力を出し切ってください。

入試問題と解答はどこで見られる?

問題と解答は、北海道教育委員会のサイトで見ることができます。また翌日の新聞、朝刊にも掲載されました。

自己採点をしたら

自分で答え合わせをしておおよその点数が分かったら、受検した高校の合格ラインの点数が知りたくなりますね。もちろん、実際のところは分かりません。しかし目安としての入試予想最低点は、北海道学力コンクールのサイトで分析されたものが掲載されます。3/9掲載予定という事でしたが、3/8に入試予想最低点と入試の分析などが掲載されました。

気になる人は入試予想最低点と自己採点の結果を照らし合わせてみてはいかがでしょうか。もちろんあくまで目安なので、合格発表まで気にせずどーんと構えておく!という方針もアリだと思います。

入試予想最低点とは

入試予想最低点は、1月の道コン受験生約1万4000人の分布を元にシミュレーションしているそうです。石狩管内の受験生が1万3677人ですので、母数としては十分な資料と言えるのではないでしょうか。難易度は約4,000人の自己採点結果に基づいて分析されています。北海道の公立高校入試は、国語・数学・社会・英語・理科の5教科各60点、計300点満点。この300点満点中、理論上何点取れれば合格が見えてくるかを表しています。ちなみに傾斜配点を採用している札幌北なども、300点満点に換算して掲載されています。

ちなみにこの入試予想最低点、この高校の最低ラインはズバリ○点!というものではありません。入試の選抜は学力検査の結果だけではなく内申点も大きく関係しますので、当日点が何点必要かは内申ランクによって異なります。(ただし、学力点重視が学力点:内申点=10:0を採用している高校ではランクの上下に関わらず最低点が同一になることがあります。)

つまり内申がAランクなら何点、Bランクなら何点、Cランクなら…というような発表になるわけですね。この道コンの入試予想最低点は、必要な内申と当日点の目安が分かるという点で、受検生だけではなく来年、再来年に受検を控えている人にとっても学校選びの資料になると思いますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。おそらく期間限定の掲載となると思うので、この機会に見ておくことをおすすめします。

2018年の入試予想最低点

いくつかの高校の予想最低点をピックアップしてみます。

●札幌南 A〜Dともに239点
●札幌東 A:209 B:224 C:229 D:234
●札幌北 A:219 B:225 C:227 D:229(300満点に換算して)
●札幌西 A:211 B:225 C:225 D:225
●札幌旭丘 A:194 B:214 C:214 D:214
●札幌月寒 A:162 B:182 C:197 D:199
●札幌国際情報(普通) A:190 B:210 C:212 D:215
●札幌平岸(普通) C:142 D:162 E:170 F:175

2018年の入試問題は難しかった?

入試予想最低点をさーっと見たところ、なんとなくいつもより点数が低めな印象が受けました。もしかしたら、今年の問題は難しかったと感じた受検生も多かったのでは?

予想最低点と同時に掲載された「入試問題分析」によると、やはり今年は標準、裁量問題ともに難化傾向にあったようです。特に国語、理科、社会が難しかったようで、さらに理科に関しては昨年の平均点(26.0点)よりやや下がるとまで分析されています。難しくてできなかったという感想を持っていた人も、平均点が低いならあるいは希望が持てるのかもしれませんね。

同時に発表された資料に「道コンSS・入試当日点換算表」というものがあります。これは「道コンSS」と呼ばれる、北海道学力コンクールの偏差値が、入試で何点くらいに当たるかを示した表なのですが、道コン受験者の平均である「SS50」に当たる2018年の入試の点数は、
裁量問題で167点、標準問題で194点

と推定されています。

ちなみに過去の入試のデータではこうなっています。
2017年:裁量問題で177点、標準問題で208点
2016年:裁量問題で180点、標準問題で208点
2015年:裁量問題で191点、標準問題で208点
これを見てもSS50付近の難化傾向が見て取れます。

2018年の合格発表は16日

公立高校の合格発表は3月16日(金)10:00です。
そしてその前日3月15日(木)は札幌市の中学校の卒業式です。慌ただしく、そしてたくさんの人のいろいろな想いの詰まった3月ですね。合格発表の記事はこちら。

北海道の公立高校合格発表に関する疑問あれこれ

参照:北海道学力コンクール