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2020年度 北海道・札幌 高校入試の関連記事

2018年1月29日、北海道公立高等学校の入学者選抜の1回目の出願状況が発表されました。こちらは25日の入学願書締め切りを受けての当初の集計です。札幌市の公立高校の倍率はどのようになったでしょうか。

北海道全体は1倍割れ

北海道ニュースUHBによると全日制と定時制を合わせた募集人員に対する出願者数の倍率は0.99倍と1倍割れになったそうです。

全日制と定時制を合わせた平均倍率は0.99倍で、2年連続で1倍を下回りました。

2018年度の公立高校の出願状況は、全日制と定時制を合わせた募集人員3万6030人に対し、出願者数は3万5533人と、4年連続で出願者数が募集人員を下回り、平均倍率は0.99倍となりました。

引用元:北海道ニュースUHB北海道の公立高校出願状況 0.99倍 2年連続”1倍割れ” 最高は札幌平岸の1.8倍

札幌の状況は?

しかし、倍率が低く入試が楽になったと楽観するのは早いようです。確かに数字上は1倍を切っていますが、あくまで定時制と全日制を合わせた倍率です。道内の定時制高校の倍率は0.3以下のところも結構あります。

地域によって、志望によって、全日制高校の倍率は必ずしも低いとは言えず、札幌では1.4倍を超える高い倍率となった高校、学科も複数見受けられます。2018年1月29日現在、東西南北と、倍率1.4倍を超えた札幌市内の公立高校と学科名を以下の表にまとめてみました。

学校名 学科名 倍率
札幌東 普通 1.6
札幌西 普通 1.6
札幌南 普通 1.5
札幌北 普通 1.2
札幌国際情報 普通 1.4
札幌国際情報 国際文化 1.8
札幌国際情報 理数工学 1.6
札幌啓成 理数 1.6
札幌琴似工業 電子機械 1.5
札幌厚別 総合 1.4
札幌旭丘 普通 1.4
札幌平岸 普通 1.8
札幌平岸 デザインアート 1.4
札幌清田 グローバル 1.5
札幌新川 普通 1.4

※2018年1月29日発表の当初倍率
※札幌旭丘より下は札幌市(市立)高等学校です。
参照:北海道教育委員会 
詳しくは北海道教育委員会のサイトをご覧ください。

こうして見ると、いわゆるトップ校以外は特色のある学科が人気を集めているようにも見えますね。

今後の出願変更などは

しかし、これが最終的な倍率ではありません。この倍率を見て、短い期間ですが出願を変更をすることもできます。変更の申し込みは1月30日午前9時から2月5日午後4時まで。希望する人は在籍する中学校を通じて出願を変更します。

途中、2月1日には出願変更状況の中間発表があり、各高校の掲示と2月2日の朝刊で確認することができます。

出願変更後の出願状況がわかるのは、2月15日。北海道教育委員会のサイト、各高校掲示、夕刊で発表されます。

そして推薦入試終了後、合格できなかった場合は2月下旬に数日間、一般入試への再出願期間が設けられています。

その結果を受けて最終的な再出願後の出願状況がわかるのは3月1日です。道教委のサイトや新聞で、貴重な現在の出願状況の情報が期間限定で掲載されていきますので、参考までにチェックしながら、しかし本筋は淡々とやれる勉強を進めることと理解して、生活を整えていきたい時期ですね。