大学入学共通テストは毎年1月に実施されますが、出願期間は約3ヶ月前の9月末~10月初旬です。意外と早い時期で、出願の際には受験教科・科目数などを決めておかなければならないので戸惑う人もいるかもしれません。
受験する現役の高校生は在籍する高校で取りまとめて出願し、志願票の記入方法なども高校から指導を受けることができると思います。受験案内も高校を通じて入手するのが一般的です。
既卒生は個人で受験案内を取り寄せ、直接出願します。詳しくは大学入試センターのサイトへ
ただ検定料の払込については現役生も個人で行う必要がありますので、その時に気づいた払込時の注意点をまとめます。
令和5年度の日程
令和5年度の日程は次のようになっています。
令和5年大学入学共通テスト試験日
令和5年度試験実施期日:令和5年1月14日(土)、15日(日)
令和5年度追・再試験実施期日:令和5年1月28日(土)、29日(日)
令和5年の共通テスト出願日程
検定料の払込:令和4年9月1日(木)~10月6日(木)
出願期間:令和4年9月26日(月)~10月6日(木)最終日消印有効
※ただし、高校生の出願は高校が取りまとめて行う為、上記より前に高校の定めた提出日がある筈です。高校の指導に沿って提出しましょう。
検定料について
検定料は受験する教科数と成績通知を希望するかどうかによって異なり、4種類のパターンがあります。自分の受験する大学の科目をよく調べて不足のないように選びましょう。
●3教科以上受験する場合
・成績通知を希望する:18,800円
・成績通知を希望しない:18,000円
●2教科以下を受験する場合
・成績通知を希望する:12,800円
・成績通知を希望しない:12,000円
800円上乗せすると貰える成績通知とは、受験した科目の得点、段階表示を2023年4月に大学入試センターから通知してもらう仕組みのことです。受験後すぐに結果が分かるわけではないということを知っておきましょう。
検定料の払込書について
払込書は4種類のパターンのものが用意されています。自分の検定料にあった払込書を使用して払い込みます。
どのパターンの「払込書」も5連に連なったA~Eで構成されています。
A~Eの※印の欄に志願者本人の住所・氏名等を記入します。
A・C欄は住所・氏名(漢字、フリガナ)・電話番号
B・D欄は氏名(漢字、フリガナ)
E欄は住所・氏名(漢字、フリガナ)を記入します。
5連のまま切り離さず金融機関で手続きしましょう。
振込手数料を無料にする払込方法は
払込場所
ゆうちょ銀行・郵便局の受付窓口、または払込書の裏面に記載されている銀行の受付窓口で払い込みます。
必ず窓口で払い込み、ATM(現金自動預払機)は利用しないこと。
払込書裏面記載の銀行の本・支店間、及びゆうちょ銀行・郵便局を利用した場合の振込手数料は、大学入試センターの負担となります。
記載されていない金融機関を利用した場合の振込手数料は志願者本人の負担になります。
郵便局で払い込む場合の注意
ただし郵便局で手数料を無料にする場合は注意が必要です。令和4年からゆうちょ銀行・郵便局で現金で支払う場合は110円の手数料が必要となりました。
窓口で現金を利用しないで支払う方法って何だ?と思いますが、窓口で(ATMではない!)でキャッシュカード・暗証番号を利用して支払う方法があります。
残高のある口座のキャッシュカードを窓口に持っていけば、その口座から引かれる形で払い込むことができます。この場合は110円の手数料もかかりません。口座は志願者本人のものでなく、払込に行った保護者のものでも大丈夫のようです。
金融機関から受け取るのはDとE?
検定料を金融機関に払い込んだら、5連に連なったA~Eの払込書のうち、日付印の押された D「振込払込請求書兼受領証」と E「検定料受付証明書」を受け取ります。
ただし、郵便局で払い込んだ場合は使用しなかった C も返されるようです。
D「振込払込請求書兼受領証」は本人の控えなので、大切に保管しましょう。
志願票に貼り付けるのはE
志願票に貼り付けるのは日付印の押された E「検定料受付証明書」です。これが貼り付けられていないと出願は受理されません。
Eの払込金額と志願票に記入された受験教科数が一致していることを確認します。
間違いがなければ両面のコピーをとっておき、原本を期日を守って提出しましょう。
参照:大学入試センター