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2022年北海道4高専の推薦内定者数と一般入試の出願状況について

4つの工業高専の入試日

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北海道には函館、旭川、釧路、苫小牧に4つの工業高専があります。
推薦と一般の入試日程は以下のようになります。

●推薦試験日:函館高専/2020年1月17日
旭川・釧路・苫小牧高専/2020年1月18日 

●一般試験日:全ての高専/2020年2月16日

●合格発表日:全ての高専/2020年2月27日
推薦内定者数と一般入試の出願者数が分かりました。定員は推薦と一般を合わせた全体の定員です。

定員と推薦内定者数

学校名 学科名 定員 推薦内定者数
函館高専 生産システム工 120 66
物質環境工 40 22
社会基盤工 40 22
旭川高専 機械システム工 40 21
電気情報工 40 22
システム制御情報工 40 22
物質科学工 40 24
釧路高専 創造工学科 160 66
苫小牧高専 創造工学科 200 100

この定員から推薦内定者数を引いた数が、実質の一般入試の定員になるはずですが、高専の場合公立高校のように、定員がシビアではありません。

一般入試は公立高校と併願している受験生が多いので、合格辞退を見込んで定員より多めの合格者を出す場合があります。

一般入試の出願状況

学校名 学科名 募集人員 出願者数 倍率
函館高専 生産システム工 60 155 2.6
物質環境工 20 40 2.0
社会基盤工 20 46 2.3
旭川高専 機械システム工 19 38 2.0
電気情報工 18 42 2.3
システム制御情報工 18 55 3.1
物質科学工 16 72 4.5
釧路高専 創造工学科 94 245 2.6
苫小牧高専 創造工学科 100 284 2.8

出願者数を募集人員で割った数を倍率としていますが、高専は公立高校との併願の合格辞退を見込んで多めに合格者を出す場合がありませす。

また現在高専は、合格したら必ず入学するという条件で、複数高専の複数学科をまたいで出願することができます。このルールを利用する受験者は、最大4高専の9学科を併願することができます。

この出願者数はその制度を利用する受検者も含まれているため、更に実際の倍率が分かりにくくなっています。

数字を見ると最大4.5倍となって驚いてしまいますが、上記の理由から実際の倍率はもっと抑えられているはずですので、数字にとらわれず平常心で受検当日に全力を出せるように心がければいいのではないでしょうか。

合格発表は、2020年2月27日。入学手続きの締め切りは、学校によって、また受検方法によって異なりますのでご注意ください。

北海道の公立高校の追加合格について。高専と公立の併願のこと