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公立高校学力検査が終了

2019年、北海道公立高校の学力検査が3月5日に行われました。北海道ニュースuhbによると、

約3万人の受験生が全力を尽くします。北海道の公立高校入試は5日朝から学力検査が始まり、午前中は3科目の試験が行われています。

 5日から道内213校で始まった公立高校の一般入試には全日制と定時制計3万466人が出願しています。

 倍率は全日制で前の年度を0.02ポイント下回る1.0倍となっています。

とのこと。

学力検査を終えた受検生の皆さんは、本当にお疲れさまでした。解答速報が出て、早速自己採点をしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし受検する学校によっては、3月5日または、翌日6日にも面接や実技、作文等のテストを控えているという受検生もいらっしゃるでしょう。翌日も面接等を予定している方は学力検査のことはひとまず置いておいて、落ち着いて実力を出し切ってください。面接が実施されるのは、道内の全日制の約8割にあたる165校です。

北海道公立高校一般入試は面接がある高校も。どんな準備をする?

入試問題と解答はどこで見られる?

問題と解答は、北海道新聞電子版で見ることができます。また翌日の新聞、朝刊にも掲載されます。

自己採点をしたら

自分で答え合わせをしておおよその点数が分かったら、受検した高校の合格ラインの点数が知りたくなりますね。もちろん、実際のところは分かりません。しかし目安としての入試予想最低点は、北海道学力コンクールのサイトで分析されたものが掲載されます。(3/8予定でしたが3/7日に掲載されました。)

気になる人は入試予想最低点と自己採点の結果を照らし合わせてみてはいかがでしょうか。もちろんあくまで目安なので、合格発表まで気にせずどーんと構えておく!という方針もアリだと思います。

入試予想最低点とは

入試予想最低点は、1月の道コン受験生の分布を元にシミュレーションしているそうです。母数としては十分な資料と言えるのではないでしょうか。北海道の公立高校入試は、国語・数学・社会・英語・理科の5教科各60点、計300点満点。この300点満点中、理論上何点取れれば合格が見えてくるかを表しています。ちなみに傾斜配点を採用している札幌北なども、300点満点に換算して掲載されています。

ちなみにこの入試予想最低点、この高校の最低ラインはズバリ○点!というものではありません。入試の選抜は学力検査の結果だけではなく内申点も大きく関係しますので、当日点が何点必要かは内申ランクによって異なります。(ただし、学力点重視が学力点:内申点=10:0を採用している高校ではランクの上下に関わらず最低点が同一になることがあります。)

つまり内申がAランクなら何点、Bランクなら何点、Cランクなら…というような発表になるわけですね。この道コンの入試予想最低点は、必要な内申と当日点の目安が分かるという点で、受検生だけではなく来年、再来年に受検を控えている人にとっても学校選びの資料になると思いますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。おそらく期間限定の掲載となると思うので、この機会に見ておくことをおすすめします。

今年の入試予想最低点

札幌・石狩の高校の、倍率1.3以上の高校の予想最低点をいくつかピックアップしてみます。
なお傾斜配点を採用している高校も、300満点に換算しています。

●札幌南(普通) A:255 B:258 C:258 D:258
●札幌東(普通) A:227 B:242 C:247 D:252
●札幌北(普通) A:242 B:244 C:246 D:248
●札幌西(普通)A:232 B:250 C:250 D:250
●札幌月寒(普通) A:192 B:212 C:224 D:226
●札幌国際情報(普通) A:212 B:230 C:232 D:235
●札幌国際情報(国際文化) A:192 B:212 C:215 D:217
●札幌国際情報(理数工学) C:177 D:197 E:199 F:201
●札幌国際情報(グローバルビジネス) B:154 C:174 D:187 E:190
●札幌啓成(普通) B:148 C:168 D:187 E:190
●札幌啓成(理数) B:174 C:194 D:224 E:238
●札幌厚別(総合) E:143 F:163 G:163 H:163
●札幌英藍(普通) D:142 E:162 F:177 G:182
●札幌東商業(流通経済) D:152 E:172 F:180 G:185
●札幌東商業(国際経済) D:129 E:149 F:179 G:197
●北広島 A:172 B:192 C:213 D:213
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●市立旭丘(普通) A:215 B:235 C:235 D:235
●市立藻岩(普通) B:151 C:171 D:189 E:191
●市立新川(普通) B:186 C:206 D:211 E:216
●市立平岸(普通) C:152 D:172 E:185 F:190
●市立平岸(デザインアート) C:141 D:161 E:191 F:213
●市立清田(グローバル) B:142 C:162 D:192 E:222

今年の入試問題は難しかった?

2019年の入試予想最低点は、全体的に易化傾向にあったようで、予想最低点は例年より高めになっています。昨年の予想最低点はかなり低かったので、昨年と比べると大幅にアップしました。トップ校では250点越えという高い最低点も見受けられます。上位層は、差がつきにくい問題だったと言えるでしょう。

予想最低点と同時に掲載された「入試問題分析」によると、やはり今年は標準、裁量問題ともに易化傾向にあり、裁量問題の数学と理科の易化が目立ったようです。

同時に発表された資料に「道コンSS・入試当日点換算表」というものがあります。これは「道コンSS」と呼ばれる、北海道学力コンクールの偏差値が、入試で何点くらいに当たるかを示した表なのですが、道コン受験者の平均である「SS50」に当たる今年2019年の入試の点数は、
裁量問題で186点、標準問題で205点

と推定されています。

ちなみに過去の入試のデータではこうなっています。
2018年:裁量問題で167点、標準問題で194点
2017年:裁量問題で177点、標準問題で208点
2016年:裁量問題で180点、標準問題で208点
2015年:裁量問題で191点、標準問題で208点

昨年までSS50付近の難化傾向が続いていましたが、今年は昨年と比べて大幅にアップしていることが見て取れます。

参照:北海道学力コンクール

合格発表は18日

公立高校の合格発表は3月18日(月)10:00です。
そして3月15日(金)は札幌市の中学校の卒業式です。慌ただしく、そしてたくさんの人のいろいろな想いの詰まった3月ですね。合格発表の記事はこちら。

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