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2019年2月27日、2019年公立高等学校の再出願後の出願状況が北海道教委のHPなどで発表されました。これによって推薦入学者数と一般入試の倍率が明らかになっています。

再出願後の出願状況とは

2019年2月27日に発表された再出願後の出願状況は、1月の終わりと2月中旬に発表された北海道公立高校倍率と異なる点があります。一つは推薦入学の内定を経て、推薦入学確約書を提出した人数が明らかになったこと。もう一つは募集人員からこの推薦入学確約書提出数を引いた実募集人員数を元にして倍率を算出していることです。倍率は、再出願後の全出願者数を実募集人員で割ったものです。

一般入試の倍率について

札幌東西南北と、倍率1.3倍以上の高校の一般入試の倍率を調べてみました。
2/27発表

学校名 学科名 再出願後の全出願者数 推薦入学確約書提出数 A 実募集人員=募集人員-A 2/27発表の倍率
札幌東 普通 516 320 1.6
札幌西 普通 514 320 1.6
札幌南 普通 421 320 1.3
札幌北 普通 404 320 1.3
札幌月寒 普通 487 320 1.5
札幌啓成 普通 309 39 241 1.3
札幌啓成 理数 60 3 37 1.6
札幌英藍 普通 404 18 302 1.3
札幌国際情報 普通 95 24 56 1.7
札幌国際情報 国際文化 50 40 40 1.3
札幌国際情報 理数工学 52 9 31 1.7
札幌国際情報 グローバルビジネス 93 52 68 1.4
北広島 普通 335 64 256 1.3
札幌東商業 流通経済 82 34 46 1.8
札幌東商業 国際経済 64 40 40 1.6
札幌厚別 総合 363 19 261 1.4
札幌旭丘 普通 402 64 256 1.6
札幌藻岩 普通 361 37 283 1.3
札幌平岸 普通 411 280 1.5
札幌平岸 デザインアート 30 20 20 1.5
札幌清田 グローバル 35 12 28 1.3
札幌新川 普通 411 64 256 1.6

参照:平成31年度公立高等学校入学者選抜再出願後の出願状況

推薦を実施していない東西南北などの倍率には大きな変動はありません。しかし推薦で多くの入学者数を確保した人気のある学校の一般入試倍率は変化があるようです。

公立高校では募集人員以上の合格者数を出すことはまずないので、募集人員から推薦入学確約書提出数を提出数を引いて少なくなった実募集人員の枠を、一般入試受検者で競い合わなければならなくなります。

今は自分のできることを

倍率が明らかになったところで、受検生の皆さんは自分の力を出しきるために出来ることを淡々とやる時期です。十分考えて出願した志望校の学力検査に向けて、体調には気をつけてください。

実際の倍率は今回発表された倍率より高くなることはもうありません。しかし、あまり多くはないでしょうが、中には出願しながら私立や高専を第一希望にしていた人もいるために当日の欠席者がでることもあり、これより低くなる可能性はあります。いずれにせよ、あまり倍率に左右されず、実力を出し切ってください。