円山動物園のオランウータンの赤ちゃんが大人気ですが、今回はあえて赤ちゃんの父、弟路郎(テイジロウ)をご紹介したいと思います。
弟路郎(テイジロウ)は、1997年1月26日生まれ。釧路市動物園出身です。円山動物園にやってきたのは2000年9月。まだお母さんから離れたばかりの子どもだったそうです。
テイジロウの存在感はロックスター並み?
今ではすっかり大きくなり、その存在感がすごいんです。まずとにかく大きい!レンボーやハヤトよりずっと大きく、人間の大人くらいはあります。しかも人間に近い類人猿ですから、動きは人間っぽいのに身軽で人間離れしていて、目が離せなくなります。
また、体の体毛が長く、動くたびに腕から垂れ下がる長い毛の束がヒラヒラする様子は、まるで往年のロックスターのよう。♪アーーイ キャーント ヘーーォルプ♪と今にも歌い出しそうです。オーラもロックスター並みかも!?
その素顔は?
でも、実は恥ずかしがりやでさみしがり屋な性格なのだとか。そのギャップに萌えます。好物はバナナやパインなどの甘い果物。
顔の横にフランジとよばれるでっぱりがあるのも特徴です。フランジはオスなら必ずある、というものではなく、「強いオス」のしるしなのだそうです。
ヤキモチ焼きな一面もあるようで、飼育員さんがレンボーと仲良くしているときに、怒ってきたこともあったとか。でも普段は大きな体に似合わず、とても優しい性格なのだそうです。
動画はこちら
動画ではわかりにくいのですが、実際に見ると大きさと存在感に圧倒されると思います。レンボーたちの暮らす類人猿館で会うことが出来ますので、赤ちゃんに会いに行くときは、是非父テイジロウの存在感も確かめてみて下さい!
追記:大変残念なことに、ハヤトの弟の赤ちゃんオランウータンハルトは、2016年10月29日に亡くなりました。病死だったそうです。円山動物園のオランウータン一家の悲しみはいかばかりでしょう。本当に残念でなりません。赤ちゃんのお冥福をお祈りします。