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今回の地震では、北海道全体で多大な被害と影響が出ました。中でも震源地に近い地域の被害は甚大で、被害に遭われた方とそのご家族、懸命な救助と復旧への努力の中にいる方のことを思うと、何もできない自分の無力さを思い知らされます。

北海道は広大で、私も住んでいる地域以外の情報はニュースなどで報じられている情報しか分かりません。札幌市の状況も、地域によってかなり状況が異なっているようです。私は札幌市在住ですが、当日は停電と情報のアクセスに困ったものの、7日の朝には電気が復旧し、ライフラインは平常通り使えるようになりました。

しかし地域によっては、まだライフラインや情報の確保に困っている方もいらっしゃると思いますし、充電が心もとないとあちこち検索する手間も惜しいということということが今回分かりましたので、少しでも役に立てそうで、出所が確かだと信じられる地域情報をピックアップして随時更新して行きたいと思います。

追記:その後復旧が進みましたが、災害時の備忘録として、また災害時の情報収集のためのリンク集として、この記事は残しておきたいと思います。

大規模停電で市民生活はこうなる。首都圏と札幌で地震に遭遇して1

情報にアクセスするには

札幌市公式サイト

●札幌市のサイトでは札幌に関する様々な情報にアクセスできます。

札幌市公式サイト

●北海道胆振東部地震により、避難されている方及び今後の生活に不安を抱える市民への支援などの情報をまとめた生活支援ガイドもあります。

生活支援ガイド|札幌市

札幌市公式Twitter

●公式Twitterで随時情報発信を行っているので、こちらをフォローするのもいいと思います。

北海道ニュースUHBのTwitter

●北海道ニュースUHBの情報も確実性が高いと思います。

北海道 旅の安全情報

北海道の現在の交通情報などを知ることができます。言語は日本語と英語。
北海道 旅の安全情報

札幌市の情報と北海道も含む交通情報

札幌市からのお知らせ

被害の大きかった地域へ立ち入り写真を撮るという、心ない行動をとる人がいるそうです。一部の人の行動だとは思いますが、被害を受けた地域の人のことを考えると、とても残念です。

札幌市の学校の情報

札幌市市立学校・幼稚園

9月12日(水曜日)から、市内全校(園)で授業及び給食を再開する予定です

児童会館・ミニ児童会館

9月12日(水曜日)から、児童会館、ミニ児童会館ともに全館開館します。

保育園

市立保育園では、9月12日(水曜日)から全園で給食の提供を再開いたします。

その他の認可保育園と認可外保育園は、各園の判断となります。お手数ですが、各園にご確認をお願いします。

札幌市公式サイトより引用

札幌市コールセンター・相談窓口

札幌市の証明発行は

り災証明書

平成30年北海道胆振東部地震により被災した、住宅等の被害の程度を証明する「り災証明書」交付の申請受付を平成30年9月10日(月曜日)から開始いたします。

なお、平成30年9月に発生した台風等による被害につきましては、「り災証明書」ではなく「被害届出証明書」を交付いたします。

り災証明書の交付について|札幌市公式サイトより引用

地震の被災者への市営住宅の提供

札幌市では、り災証明書を受け、住宅に住むことのできない被災者に向け市営住宅の提供を行っています。光熱費や共益費は自費ですが、家賃や駐車場使用料は無償です。対象者についてはこのように記載されています。

平成30年北海道胆振東部地震により、住宅に引き続き住むことができない方で、り災証明書等の交付を受けることのできる住宅に困窮している方

なお対象者はペットの一時預かりの相談もできるようです。

ペットを飼育しており、入居を迷われている方がいましたら、動物管理センターで災害時動物救護ボランティアによるペットの一時預かりの相談を受け付けています。

平成30年北海道胆振東部地震の被災者への市営住宅の提供について:札幌市より引用

住民票など

各区役所の戸籍住民課などで行っている戸籍や住民票に関する証明発行などの業務について、10日以降、下記の窓口で業務を通常どおり実施しています。

区役所戸籍住民課
出張所
まちづくりセンター
大通証明サービスコーナー

札幌市公式サイトより引用

交通

札幌市電・地下鉄

節電要請に伴う市電、地下鉄の減便は終了し、現在は通常通りの運行になっています。

9月19日(水曜日)に、国からの節電要請が解除されたことにともない、下記のとおり、平日の日中時間に実施しておりました、地下鉄と市電(路面電車)での運行本数の減便を終了しました。これにより、9月20日(木曜日)からは、通常ダイヤにて運行しております。

札幌市交通局公式サイトより引用

JR北海道(札幌及び北海道)

JR北海道公式サイト

路線バス

ジェイ・アール北海道バス:通常運行(都市間バス一部運休)
中央バス:都市間バスは通常運行。なお市内路線の一部で区間運休や迂回あり。
※詳細につきましては、中央バスホームぺージでご確認ください。
じょうてつバス:通常運行
ばんけいバス:通常運行

札幌市公式サイトより引用

中央バス運休情報

航空便

JAL運航状況

ANA運航状況

断水・給水

9月6日の地震による断水・給水情報:札幌市水道局

ごみ収集について

9月10日(月曜日)から、家庭ごみの収集を通常どおり実施いたします。

お住まいの地区の収集日カレンダーをご確認いただき、当日の朝8時30分までに、ごみを出していただきますようお願いいたします。道路状況等により、収集作業が遅れる場合がありますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

また、大型ごみも9月10日(月曜日)から通常どおり収集いたします。

回線混雑のため、大型ごみ収集センターの電話がつながりにくい場合がありますので、ご了承ください。 9月7日(金曜日)に収集予定だった方には、大型ごみ収集センターより順次ご連絡させていただき、あらためて収集日を調整させていただきます。

お問い合わせ先:環境局環境事業部業務課(011-211-2916)

札幌市公式サイトより引用

流通・買い物情報

昨日より今日と思った以上に早く回復してきていているという印象を持ちました。スーパーや個人商店、ドラッグストアも、通常通りとは言えないまでも着々と品数を増やしていると思います。

ブロック塀等の安全確認について

札幌市では、ブロック塀の所有者・管理者に向けて、チェック項目を挙げて安全確認を呼びかけています。

既存のブロック塀が傾いていたり、ひび割れが発生しているなどの場合には、建物の設計者や施工業者等の建築の専門家に、不良箇所の修繕・撤去等についてご相談ください。

ブロック塀などの安全確認について|札幌市

イベント

オータムフェスト2018は9月15日から!観光が元気を取り戻してきました

円山動物園

安全確保のため、9日までは終日休園しておりましたが、園内の電気が復旧し、動物の健康状態に問題がないこと及び施設の安全が確認できたため、9月10日(月曜日)から営業を再開しています。また、こども動物園及び猛禽(もうきん)舎は、安全確保のため閉鎖していましたが、9月13日(木曜日)から再開いたします。
※節電のため、観覧通路の一部を消灯します。

札幌市公式サイトより引用

北海道とそのほかの情報

防災情報

こちらでは北海道の地震や津波の情報と、避難指示の状況などを確認できるようになっています。
北海道防災情報:地震・津波情報

北海道庁公式Twitter

●北海道庁も公式Twitterで随時情報発信を行っているので、こちらをフォローするといいのではと思います。

電気・停電・節電情報

 

当面計画停電の実施は無くなりましたが、備忘録として下記の回避までの経緯は残しておきたいと思います。

節電解除までの経緯

(備忘録)定期点検、および修理中だった京極揚水発電所の1・2号機が稼働したことで、当面、計画停電は回避できる見込みです。

しかし老朽化発電所のトラブルの可能性もあることに言及した後、3連休明けの来週火曜日以降、平日8:30~20:30までの節電タイムには、需要減1割の節電への協力を呼びかけています。苫東厚真発電所1号機は9月末の見通しです。

その後、9月末と報じられていた苫東厚真発電所の1号機が、18日にも復旧の見込みというニュースも報じられました。

北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震で、北海道電力は17日、停止していた苫東厚真発電所(北海道厚真町)の1号機(35万キロワット)が18日にも復旧すると発表した。現在、地震前に比べ1割の電力需要減を道内企業や家庭に要請しているが、復旧後は緩和する可能性もある。

停止の苫東厚真発電所1号機 18日にも復旧|毎日新聞より引用

結果として、苫東厚真発電所1号機の復旧は19日午前にずれ込みましたが、無事送電を開始し特別な節電の協力要請も無くなりました。

なお、10月に正式稼働を予定していた北ガスの石狩LNG火力発電所も、前倒しして送電を開始しており、そのほか日本製紙釧路工場など発電設備を持つ道内企業も最大限に協力してくれています。

電力参入を進める北海道ガス(札幌)は、10月の正式稼働に向け、試運転で安全性を確認していた石狩湾新港の液化天然ガス(LNG)火力発電所(火発、最大出力7万8千キロワット)の送電を開始。道内初のLNG火発稼働を計画したが、思わぬ形で早まった。

北ガスは6日に北電に協力を持ちかけ、北電からの要請に基づき、8日から発電使用分を除く7万5千キロワットを送電している。北ガスは「北海道全体が電力不足に悩む大変な時期。最大限対応したい」とする。

北ガス・石狩LNG火発前倒し 供給力上積みに各社協力|北海道新聞(Yahooニュース)より引用

また北電が建設中の天然ガスを使った石狩湾新港発電所の1号機が、2019年2月に運転開始を予定しており、(2号機は2026年12月、3号機は2030年12月運転開始予定)こちらが運転を開始すれば、電力不足の緩和が期待できます。
石狩湾新港発電所の概要

節電のポイント

計画停電とは

東日本大震災時に首都圏で行われた計画停電は、時間を小さな地区ごとに区切って、A地区は○時から○時、B地区は●時から●時などと時間を予め周知して、数時間ずつ停電を行うというものでした。地区は分かりやすい町ごとではなく、変電所の関係なのか、素人には分かりにくい区切りだったような記憶があります。

当時は予定していても需要が間に合えば行われないことも多かったのですが、計画時間に合わせてご飯の準備をしたり、信号が消えることもあるのでその前に外出や買い物を済ませたりといった工夫をしていました。(東日本の時のやり方で行われるとは限りませんが。)

多少不自由はありますが一つの地域で2時間程度ですし、今回の地震発生当時のように一斉に停電するわけではないので必要以上に心配せず、節電を心がけましょう。

停電時コンセントやブレーカーの扱い