今夏の北海道は暑いです!

本当に暑い!

空
こうやって言うと「またまた、北海道の暑さなんて本州に比べたら大したことないでしょ」と言われてしまうかもしれませんが、本当に暑いんです。

私は札幌在住ですが子供の頃から結構長いこと首都圏に住んでいて、首都圏の夏の猛暑が本当に厳しいことはしっかり理解しているつもりです。ですので今まで「北海道の夏も結構暑いな〜」と思ったことは何回もありましたが、十分耐えることができました。

それは今までの夏が、日中の気温が高くても朝晩は涼しい風が吹いていたり、暑い日があってもそう長く続かなかったり、湿気があまり感じられなかったりといういわゆる北海道らしい夏だったからなのかもしれません。

しかし!今年は耐えられないくらい暑い!気温だけでいうともっと高い時もあったはずなんですが、体感がもっと暑苦しく感じるんです。

おそらく私がこっちの気候に慣れきってしまったというのも理由の一つだとは思います。しかしそれだけではないはず!そこで私なりに北海道だって暑いという理由を考えてみました。

朝晩の風が生ぬるい

日中は暑くても朝晩は結構涼しいというのが、北海道の夏だったはずなのですが、今年は朝晩の風がない!あっても生ぬるいんです。おかしい…。

それもそのはず札幌では5年ぶりの熱帯夜(夜も最低気温が25度以上)を連日観測。今までほとんど熱帯夜がなかったのも驚きですが、たまに来ると堪えます。クーラーなしの熱帯夜はきついです。寝苦しい暑さに寝不足気味の方も多いのではないでしょうか。

暑くても湿気が少な…くない!

今までは気温が高くても湿気が少なかったから耐えられたんだということがよくわかりました。今年は北海道らしくないじめっとした暑さがつづいています。数日暑い日があっても、涼しい日を挟むことが例年の夏だったような気がしますが、今年は連日暑い…。辛いです。

クーラーがないところも多い

それでも気温も湿度も本州とは比べ物にならない、と言われてしまえばその通りなのですが、道民が暑がるのは北海道ならではの理由もあるんです。私が首都圏に住んでいた頃は、確かに夏は暑くてたまりませんでしたが、家に帰ると各部屋に冷房がありましたし、移動中の公共交通機関もオフィスや店もかなり冷房が効いていて、涼しく過ごすことができました。場合によっては冷房対策の防寒が必要なくらいでした。

でも北海道に来てから、あのキンと冷えた冷房を体験したことが記憶がほとんどありません。北海道の普通の家は、暖房は必須ですが冷房は任意という感じで、クーラーがない家はかなり多いと思います。たとえあってもリビングに1台くらいじゃないでしょうか。

そもそも非常に暑い時期が何ヶ月も続く本州とは違い、暑さのピークは1ヶ月あるかないかというのが北海道の通常の夏です。7月の終わり頃からお盆くらいまでが北海道の暑さのピーク。このくらいならクーラーがなくても今までは十分我慢できました。

賃貸情報などを見ても、暖房は必ずついていますが、クーラーがついている物件というのはかなりレアです。夏は扇風機頼みの家庭も一般的だと思います。それでこの本州並みの暑さですから、そりゃ暑いし寝苦しいですよね!もしかしたら北海道の夏の考え方も今後変わっていくのかもしれません。

大きなお店やショッピングモール、コンビニなどはさすがに冷房が効いています。ただ個人商店や郊外の観光地のお店などは、まちまちだと思います。北海道への観光客の方も今年は避暑にならないと感じているのでは?

移動中も暑い

移動も楽じゃありません。札幌近郊のJRは冷房がありますが、そのほかの地域では冷房の普及率は高くないようです。札幌市内でも地下鉄には冷房がなく、市電もたまにしか当たらない新型車両以外は、冷房なしです。

バスは冷房が入っていますが、首都圏でのキンと冷えた感じの冷房とはなんだか違う印象なんですよね。私ののる路線だけかもしれませんが、すごくソフトな冷房です。そんなわけで移動中も暑いです。

まとめ

つまり、今年の夏は道民にとってかなりキツイです。本州の皆さま、道民が暑いと言っていてもどうか怒らないであげてください。本当に暑いので。

追記:暑さたまらずこの記事を書きましたが、その後8月10日には最低気温17度台にまで下がりました。この気温差!そして夏の短さ…。これでは冷房が普及しないのも納得ですね。