【特集記事】転校生目線で見た子どもの生活と北海道・札幌ルール もくじ

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引越しが決まったら…

まず、転出が決まったら、現在在籍している学校にその旨を伝えます。遅くとも1カ月前までには伝えるようにするといいようです。

転入する札幌での新住所が決まったら、どこの学校の学区かを確認しましょう。

札幌市では、一部の地域や小規模特認校を除いて学校選択制はとっておらず、住んでいる住所により決められた校区の学校へ通うことになるのが一般的です。

通学区域は札幌市公式サイトで確認できます。

転校手続きの流れ

転入する学校が分かったら、その学校へ連絡し、指示に従います。おそらく、必要書類の案内と、引越しが終了した後、書類を持って一度学校へ出向くように言われるのではないかと思います。札幌では、学区内の小中学校に普通に転入する場合は、学校と直接転入手続きのやりとりをし、教育委員会に出向く必要はないようです。

うちの場合は、3学期の修了式を待って、春休み中の引越しでした。修了式の後、在籍していた小学校から、転校に必要な書類を貰いに行き、在学証明書及び転学児童生徒教科用図書給与証明書などが入った封筒をいただきました。

そして引越し後、札幌市での住所のある区の区役所へ転入届を出します。その際、転入学通知書(または入校票)を貰います。

その後、新しく転入する学校へ電話で指定された日時に、書類を持って行きました。転入学通知書(または入校票)と、以前の学校から預かった在学証明書及び転学児童生徒教科用図書給与証明書などが入った封筒をそのまま提出しました。

その際、担当の先生が応対して下さり、学校生活についてまとめたしおりや、4月の始業式についての案内をいただいたと思います。

確か、始業式の日は親子で一緒に小学校へ行き、子どもとは別行動でしたが、親も他の転校生の保護者と一緒に始業式の見学をしました。帰りはまた子どもと一緒に下校したような記憶があります。学校によって、またその年によって違うかもしれませんので、参考までに…。

教育委員会での手続きが必要になる場合

基本的には直接新しい学校とやりとりする札幌市の転入手続きですが、事情によっては教育委員会での手続きが必要になる場合もあります。

  • 転居で校区が変わったものの、引き続き、今まで通っていた学校への通学を希望する場合。
  • 新しい住所の校区の学校の特別支援学級に転入する場合。
  • 住民登録を動かさずに、国立または私立小・中学校から、市立の小・中学校に転校する場合。
  • 校区外の学校に通っていたお子さんが、現在の住所の校区の学校に転校する場合。
  • 特別な事情により、住民登録を動かすことができないが、実際に住んでいるところの校区の学校に転校する場合。
  • 特別な事情により、校区外の学校への転校が必要な場合。

詳細は、教育委員会教育推進課(電話011-211-3851)にお問い合わせください。 参照元:札幌市公式サイトより引用

以上のような場合、教育委員会に問い合わせてみるといいようです。

指定校の変更について

学校選択制を採用し、入学時にある程度自由に住所のある学区以外の小学校を選べるという自治体もあると思いますが、札幌市ではごく一部を除いて、学校選択制はとっていません。ごく一部の地域と小規模特認校は選択できるそうですが、その他の地域では、基本的に自分の住所の通学区域の学校へ通うことになります。

ただ、既に通っている小学校の隣接学区へ引っ越す場合や、家庭の事情などで一部通学区域外の学校へ通うことが認められる場合もあるそうです。その場合は札幌市教育委員会への問い合わせや手続きが必要となります。

ちなみに小規模特認校とは、

本市の周辺部に位置し、自然環境に恵まれた小規模の小学校や中学校で、心身の健康増進を図り、体力づくりを目指すとともに、自然にふれる中で、豊かな人間性を培いたいという保護者の希望がある場合に、一定の条件のもとに、これを認めるものです。 参照元:札幌市公式サイトより引用

という趣旨の元に設けられた制度で、自然豊かな地域に、小学校が4校・中学校が1校あります。それぞれの学校で、恵まれた自然を生かした、特色のある教育活動を行っているようです。

詳しくは札幌市公式サイトをご覧になり、もし指定校の変更を希望し、条件に該当するようなら問い合わせてみるといいのではないかと思います。

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