4丁目「ALL IS ONE〜世界のはじまり、アイヌ物語〜」が美しい【71th雪まつり2020】

4丁目の大雪像「ALL IS ONE™ 〜世界のはじまり、アイヌ物語〜」は大迫力の美しさ。夜はプロジェクションマッピングも上映されます。アクセス抜群の4丁目なので、学校やお仕事帰りにも楽に見に行けそう。

4丁目：【大雪像】ALL IS ONE™ 〜世界のはじまり、アイヌ物語〜

アイヌの神話の一つ「アイヌラックル伝」を表現した大雪像。左の女性がチキサニ姫。右の男性がカンナカムイです。二人を静かに見詰めているのは、村を守る神コタンコロカムイと云われるシマフクロウ。

向かって右側には巨大なヒグマが。まるでこちらへ向かって前進しているような大迫力。

人間だけでなく動植物や道具などあらゆるものに魂が宿り密接につながっているというアイヌの尊い世界観を表現しています。

この雪像はさっぽろ雪まつり大雪像制作委員会・第3雪像制作部会と市民ボランティアによって制作されました。迫力と同時に美しい文様や生き物など、アイヌ文化が繊細に表現された力作です。

そして日没後はプロジェクションマッピング。「ALL IS ONE™ 〜世界のはじまり、アイヌ物語〜」は、古くから伝わる合図の天地創成神話の一つ、「アイヌラックル伝」を表現します。

雷神カンナカムイと森の女神チキサニ姫の恋物語で始まり、人間らしい神アイヌラックルが誕生するまでが描かれるプロジェクションマッピングは、カナダ・モントリオールに本拠地を構える最先端のデジタルアート集団「Moment Factory」が手がけています。

驚きなのは、白い雪像だった時にはシンプルな造形み見えた人物が、プロジェクションマッピングではまるで生きているように表情豊かに見えること。美しいチキサニ姫の姿に、きっと多くの人が魅了されることでしょう。

4丁目の上映スケジュールは、18:00〜22:00の予定。ただし上映時間は変わる場合もあります。例年少し早めに始まることもあるので、混雑具合やコンディションにより調整しているのだと思われます。

中雪像、スーモワクワク雪像でもプロジェクションマッピングが行われます。

上映スケジュールは、18:00〜22:00の予定。

コンタクトレンズのメニコンの可愛いキャラクター「メル助」の小雪像も登場。

片手で持っているのは、中華鍋ではなくコンタクトレンズです。

先着順で、無料試食もあります。

エバラ試食

美味しそうな「じゃがいもキムチ鍋」が1日4回配布されるエバラ食品のブース。私が行った時は長蛇の列が出来ていました。時間は、11:00・13:00・15:00・17:00。各回200食限定で事前に整理券が配られます。

飲食ブースも充実しています。

白いおしるこやいちごのおしるこは人気なのか、大通会場の複数のブースて扱っていました。ぽたぽたいちごのいちごのおしるこやいちご大福、可愛いですね。

ハードロックカフェも登場。

地下鉄大通駅すぐ上に位置する4丁目は、アクセスがとても便利。大通駅の地下鉄出入口⑤なら北側通路に。地下鉄出入口②なら南側通路（5丁目付近）に出ることができます。

市電なら西4丁目駅から北へ向かってすぐ。JR札幌駅方面からなら、駅前通りを南下、またはチカホ（地下歩行空間）を出てすぐ右の出入口⑤から出ればOKです。

なお、プロジェクションマッピング上映時は、出入りが他の会場と異なる動線の場合があるので、係員の誘導に従ってください。私が行った時は4丁目駅前通り近くの北側通路から入って、上映後は両側の会場前方から抜ける感じでした。

状況によって変わるかもしれませんが、4丁目はアクセス抜群な反面混雑しやすいので、特に小さなお子様連れの方はご注意ください。