特集記事】転校生目線で見た子どもの生活と北海道・札幌ルール もくじ

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スキー学習があるって本当?

雪がない地方から札幌へ転校されて来た方は、学校でやると噂のスキー学習について気になるのではないでしょうか?

内地では一般的なスポーツとは言い難いスキーですから、学校の体育の授業にスキーがあるというのは、ドキドキかもしれません。

札幌の学校でのスキー学習ですが、実はすべての学校で行われているわけではありません。公立の小中学校でも、学校によって、実施しているところと、していないところがあるんだそうです。高校もそうです。

一口に札幌と言っても広くて、どこかしらの山が常に視界に入る地域もあれば、全然見えないところもあり、また、もはや山中というところもあるので、スキーのある・なしに違いが出るのかもしれません。

ですから、スキー学習があるかどうかは、直接通うことになる学校へ問い合わせてみるといいと思います。

小学校でのスキー授業

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うちの周辺の学区では、毎年冬にはスキー授業を行います。やはり、転校してきた最初の年には、子どもたちもスキーは殆ど経験がありませんでしたし、どういったものなのかかなり心配でした。

そして案の定、結構カルチャーショックを受けるような思いをしたようです。どんな様子だったかは順を追って書いていきますね!

家の周辺の学区の小学校では、スキー授業は小学校の1年生からあります。低学年は学校のみでの授業、3年生より上の学年は、学校での授業プラス、スキー場へ出かけてのスキー学習です。

小学校では、冬になると、小学校の校庭に雪を集めて大きな雪山を作ります。児童たちはこの雪山を活用して、外遊びで滑って遊んだり、スキー学習をしたりします。

頻度としては、学校によって力の入れ具合が違うのかもしれませんが、学校でのスキー学習とスキー場での学習を合わせて数回という感じだと思います。うちの学区では、学校で1回、スキー場2回でした。低学年は学校のみで数回です。時期は3学期になってから。冬休みが終わるとすぐ始まって遅くても2月一杯というところが殆どだと思います。

中学校でのスキー授業

公立中学校でのスキー学習も、あるところとないところがあります。ある場合は、やはり同じ時期に数回といったところが多いのではないでしょうか。うちの近所の中学では学校でのスキー学習はなく、スキー場のみです。

3年生は受験があるので、1~2年生のみの実施となるのではないかと思います。

また、中にはクロスカントリースキーなど、ゲレンデにこだわらないの取り組みをしている学校もあるようです。

スキーやスキーウェアはどうするの?

スキーは基本自前で用意する

公教育で、スキー学習があるのなら、決して安価ではないスキーの用具などは皆、どうやって用意しているの?と思うかもしれません。答えは、基本的に自前です。

スキーウェアは、スキーでなくても北海道の子どもの外遊びではほぼ必需品なので、スキーをやらなくても、皆持っているのではと思います。でも、スキーは北海道でも地域差があって、盛んな地域とそうでないところがあります。

先程、札幌は山が近いところと、山が殆ど見えないところ、ほぼ山中、があるといいましたが、北海道全体を見てもそう言えると思います。北海道に住んでいればスキー授業があるわけではなく、あるところ、ないところ、スキーはないけど冬は校庭にリンクを作ってスケート授業があるところ、といろいろです。

ですから本州からだけではなく、北海道の他の地域から転校してきた人もスキー経験があるとは限らず、スキー用具を持っていない場合もあると思います。でも、札幌の転校先でスキー学習がある場合は、子どものスキーを用意しなければなりません。成長に合わせて買い替えも必要です。正直、結構な負担です。

ただ、内地ではスキーは贅沢品という感覚があって、その道具類はかなり高い印象がありますが、札幌では本州と比較すると安く手に入るかもしれません。特にウェアや手袋など身に着けるものは、全然値段が違う感じがあります。

制度を利用する

それでも自前で子どもの人数分、スキー用具を購入するのは結構な負担です。そういう場合の救済策として、さっぽろっこスキーリサイクルという制度があります。

「すぐにサイズが合わなくなってしまうお子様のスキーをリサイクルして、スキー学習などに有効活用したい」。それが「さっぽろっこスキーリサイクル」です。

スキー学習に向けた保護者の負担軽減を目的として、市民の皆様から不要なスキー用具を回収し、抽選の上、必要とする御家庭へ配布します。
札幌市サイトより引用

スキーシーズン前には学校からお手紙を貰うので、この制度を利用してスキーをゲット方法もあります。でも人気があるのと、欲しいスキーがバッティングすると抽選となるので、なかなか当たるのは難しいそうです。

民間のリサイクルを活用するという方法もあります。札幌にはスキーを扱うリサイクルショップが結構あって、シーズンになると、子どものスキーやウェアが豊富に出ています。掘り出し物が安く手に入ることも多いので、お勧めできそうです。

個人的には、子ども成長は早いので、本格的にスキーに取り組むというわけでなければ、リサイクルで十分だと思っています。小さくなったものを持っていって、新しいサイズのものをゲットして帰るという感じで利用する人も多いようです。

レンタルスキーもある?

小学校では学校の校庭の雪山での学習がある関係で難しいのかもしれません。うちが転校した小学校では、スキー学習までにスキーを用意するように言われました。その時にさっぽろっこスキーリサイクルの制度の紹介も受けました。

しかし、ゲレンデだけのスキー学習となる中学・高校ではレンタルスキーの利用が可能な場合もあるようです。

また、クロスカントリースキーの取り組みをしている学校の中には、学校で準備したスキーをレンタルできるところもあるそうです。道具を持たずに学校に行けるのはいいですね!

その学校ごとにスキー学習の取り組み方やレンタル可能かどうかも異なるようなので、実際に通われる学校に問い合わせてみてください。

なお、民間にはワンシーズン通してレンタルできるシーズンレンタルスキーというサービスもあります。成長の早い子どもたちもピッタリサイズのスキーが使える、オフシーズンの保管場所が必要ないというメリットがありそうですね。

自宅へ配送してもらえるタイプのあるようなので、こうしたサービスを検討してみるのもいいかもしれません。きちんとメンテナンスをされたものが届くのも良さそうです。

長くなったので、続きは次の記事にします。実際のスキー学習の様子などを次回の記事で書きたいと思います。

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