知ってる筈の物なのに、なんだかちょっと違う??
自分の知ってる〇〇じゃない!
と思わされることに度々遭遇します。
例えば・・・
お赤飯
一般に赤飯といえば、小豆が入っていて、ごま塩のかかったものを想像すると思います。
そういういわゆる普通のお赤飯も札幌には売っています。
が、
もうひとつ、それよりも赤みがきれいなピンクでなんだか大きい豆が入ったお赤飯があるんです。
食べてみると、豆が、あ・・・甘い。
そう、この豆はなんと甘納豆なのです。
この甘納豆のお赤飯、北海道では結構ポピュラーで、炊き上がったもち米に食紅で色をつけ、甘納豆を混ぜて作るんですね。
だから小豆から自然に色をつけるより簡単に出来るし、ピンクっぽくてカラフルなイメージです。
ごま塩はちゃんと振るので、ただ甘いだけじゃなくて塩気も少しあり、多分話だけ聞いて想像するより、それほど違和感はありません。
こちらの方が好きだという北海道人は多いです。
わたしも好きです。甘納豆赤飯。
他にもあります!知ってるものの筈なのになんだかちょっと違うもの。
豆つながりで節分
豆まきでは、大豆、撒きません。
ピーナッツです。 殻つきの落花生。
なんでも、雪の上に落ちても拾うのが楽だし、剥けばきれいに食べれるし、というのがそもそもの理由らしいです。
合理的ですね。
この「合理的」っていうのは北海道ルールを理解する上でかかせないキーワードのようです。
まだまだあります。知ってる筈なのになんか違う!
室蘭やきとり
北海道には、いわゆる普通のやきとりのほかに、室蘭やきとり、というやきとりがあります。
その名から発祥は室蘭ではないかと思われます。
こ
れは、焼き鳥という名前がついているにもかかわらず、豚肉です。
豚肉と玉ねぎを串にさして焼いているやきとり(分かりにくいですね・・・)です。
札幌では、ふつうのやきとり店と室蘭やきとりの店が混在している為に、お店に入る時によく見てから入らないと、
鳥を食べに来たつもりが、いつの間にか豚を食べていた、
なんてことになりかねません。
注意が必要です。
なんだかこの焼き鳥、焼き鳥離れしている・・・と思ったらそれは室蘭やきとりかもしれません。
味の方はというと・・・
おいしい!おいしいです!
鳥だと思って食べたらびっくりしてしまうと思いますが、豚とわかって食べれば、もうそれは立派なバーベキュー。
しっかり肉を食べているという満足感を味わえる、とってもおいしい一品です。
自信を持っておすすめします。
それにしても、なんで鳥じゃないのにやきとりっていうんでしょうね。
焼き豚、だとチャーシューみたいだし、
焼き肉、ってのも別物になっちゃうし、
ああ、もう焼き鳥でいいや。じゃ焼き鳥ってことで!
・・・ってなっちゃったんでしょうか??
私は常々、札幌というか北海道の人のネーミングセンスに畏敬の念を持っているので、そのうちネーミングについてもまとめて紹介したいと思います。