平成27年12/20より市電ループ化開業!
札幌の中心部を走る、市電のループ化運行がはじまりましたね!初日12月20日の2万1,820人と前の週の同じ曜日の乗客数を、大きく上回ったそうです。利便性が上がり、今後も乗客数の増加に期待が持てそうですね。
今まで微妙に繋がっていなかった部分、西4丁目からすすきの停留所までの400メートルがつながり、一周8.9kmの環状化が実現しました。そして、この延伸部分には狸小路停留所が新たに新設されました。この区間を市電が通るのは、42年ぶりのことだそうです。
延伸部分はサイドリザベーション方式
狸小路停留所はこんな感じです。
おしゃれな感じのベンチもあります。
今までの市電となんだか違う!と思いませんか?そう、この延伸部分だけ、全国でも珍しいという歩道の前を市電が通る形にしたんですね。サイドリザベーション方式というのだそうです。こんな風に、横断歩道の手前をレールが通っています。
利用者には道路を渡る危険も少なく、ありがたい方式だと思いました。交通渋滞などが懸念されるという声もあったようですが、この日見た限りでは、大きな混乱はなかったようです。ただこの延伸区間でタクシーを乗降しようとするのは、ちょっと難しいかもしれません。当面の間は警備員を配置し、安全の確保に努めるとのことです。
外回りと内回りとは
環状化したということは、今までのようにすすきの行きだとか、西4丁目行きだとかは呼べなくなるわけなのですね。
それで、今まですすきの行きと呼んでいた、西四丁目から西へ向かう回り方を「内回り」。今まで西4丁目行きと呼ばれていたすすきのから中島公園通を通る回り方を「外回り」と呼ぶことにしたそうです。つまるところ、車と同じ左側車線通行だと思えば間違いないようですね。
それで、西4丁目から外回りのレールは、こんな風にぐーっと交差点を横断して歩道沿いへ行くことになります。
動画はこちら。
すすきのでも同じように外回りのレールは、道路を横断しつつ大きくカーブしながら右折します。
札幌市としては今後、JRの札幌、桑園、苗穂3駅方面への延伸を検討する動きもあるそうです。市電の未来は、どんな風になっていくんでしょうね。
雪ミク電車が来た!
雪ミク電車って知っていますか?毎年冬にしか運行しない、初音ミクとコラボしたフルラッピング市電です。
この冬の運行期間は平成27年11月22日(日曜日)から平成27年3月27日(日曜日)まで。今冬のデザインは「ウィンタースポーツ」がテーマだそうです。
内回りの電車を撮ろうと思っていたらたまたま雪ミク電車が来ました。ラッキー!と思って撮った画像がこちら。
ちなみに中はこんな風になっています。
中吊り広告はすべて初音ミクちゃんたちで占められています。
ボタンのところにはサインもあり。
ちなみに札幌人は雪ミク電車がきても騒ぎません。ごく普通に乗り降りします。というか、乗ってみてなんか様子が(主に中吊り)変?あれ?これ雪ミク電車?とはじめて気づく人もいるようです。
札幌の市電は車両ごとにいろんな広告で塗装されているので、ちょっとくらい派手でも違和感がないんです。また冬は待っている間とても寒いので、市電が来ると、塗装の確認をする間も惜しんでそそくさと乗り込んでしまうのも、気づかない原因かと思われます。
時刻表をみると大体一時間に一本くらいと、割と頻繁に現れるのもあまり騒がれない理由かもしれませんね。
なお、初音ミクの声優である藤田咲さんの音声も流れます。興味のある方はぜひ、時間をチェックしてループ化した市電に乗ってみてはいかがでしょうか?