【特集記事】転校生目線で見た子どもの生活と北海道・札幌ルール もくじ

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札幌には上履きがない!?

こうして迎えた札幌の小学校生活初日ですが、始業式の日、早速の北海道・札幌ルールの洗礼に驚くことになります。 なんと、始業式にやって来る小学生たちが、上履きを履いてない!?次々と土足でやって来る(ように私には見えた)んです。驚きました! というのも、

皆、カラフルで思い思いのスニーカーを履いているんです!

普通、外で履くような子ども用の運動靴です。

それが上履きだった!

上靴・上履きといえば、白くて、色がついていてもつま先にちょこっとくらいで、足の甲のところに幅広なゴムのバンドがついているバレーシューズ的なものを思い浮かべてしまっていた私の常識は、来て早々にやられてしまいました。 結局、土足でやって来たというのは誤解で、

スニーカーを上履きとして使っている

というのが正解でした(´ω` )

学校からの持ち物の案内には、「上靴」と書かれていて、スニーカーを上靴として使うこと!というような規定は全くないのですが、事実上ほとんどのお子さんがスニーカーを上履きにしています。 何故そうなったのかは、いまだに謎です。多分、それが北海道ルールというものなのでしょう…。

底が白いスニーカーって

そんな、基本自由な小学生の上履きなのですが、学校によっては靴底が白いもの、だとか黒はダメ、だとかの条件がつく場合もあるようです。どうも、床に色がついて汚れてしまうというのが理由らしいです。 市販の子どものスニーカーを見てみると、底が白い靴って案外少ないと思いませんか?

いざ靴屋さんで探してみると、靴底も結構カラフルなものが多く、底の白い子供用のスニーカーがなかなか見つかりません。それまで子どもの靴の靴底を意識したことのなかった私としては、そこでまた驚きました。次々と襲い掛かる驚きポイント!

しかし、心得たもので、市内の学用品などが置いてあるイオンやイトーヨーカドーなどの大手スーパーには、ちゃんと底の白い子ども用のスニーカーが集めて置いてあって、さすが!と思いました。

引越したばかりのときって、どこに何が売っているのかがよく分からず、戸惑うことが多いんですよね。学用品に関しては、困ったときの地元大手スーパーです。何度も助けられました。時間に余裕のあるときは、ネットも便利ですよね。

バレーシューズ的上履きでももちろん構わない

ちなみに上靴は自由なので、もちろんバレーシューズ的な白い、いわゆる「上履き」を履いていても全く問題はありません。私としては安いし白いし、いいんじゃないかと思います。

事実、そういう上履きを履いている子もいます。うちも転校してしばらくは、以前から使っていたバレーシューズ的上履きを履いていました。 ただ、子どもの話だと、そういう上履きを履いている子は大体元転校生なのだとか…。

札幌では元転校生発見器のようになっているバレーシューズ的上履きなのでした。

週末持ち帰ることもない

以前通っていた小学校では、上履きは週末に持ち帰り、洗って月曜日に持っていくということになっていました。上履きを洗うのが宿題!ということもあって、低学年でも自分で洗っていたのですが、札幌では週末に上履きを持ち帰ることはないようです。

夏休みや冬休みなどの長期休みの前には持ち帰りますが、それ以外は基本的に学校に置いたままです。季節によっては、洗うと乾きにくいという理由もあるのかもしれません。 もしかしたら学校によって違うかもしれませんが、調べた範囲だとどうもそれが普通のようです。

上履きひとつとっても、驚きがいっぱいの札幌ルールですね。

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