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札幌の小学校には連絡帳がない?内地とは違う連絡帳事情

【特集記事】転校生目線で見た子どもの生活と北海道・札幌ルール もくじ

Jovivasc / Pixabay

札幌小学校では連絡帳がない…というわけではないようなのですが、内地とは使い方が違い、ほとんど活躍しません。違いを説明するために、まずは首都圏などの地域での連絡帳の使い方をみてみましょう。 (注:すべての地域がこの方式とは限りませんのでご了承ください。)

首都圏などの連絡帳の使い方

学校によるとは思いますが、首都圏の連絡帳の使い方は主に次の3つがあるようです。

1:欠席のときの学校への連絡

子ども病気などで急に学校を欠席することになるのは、ままあることですよね。私のいた首都圏の学校では、欠席の連絡を学校に電話ですることはNGでした。多くの児童がいるので、回線がパンクするかもしれない、対応しきれないというのが、その理由のようです。

ではどうするかというと、連絡帳に欠席理由などを記し、予めお願いしていて、学校にも届出をしてあるお友達に届けて貰うのです。

連絡帳を託された場合、欠席する子のクラスへ連絡帳を届けに行き、帰りはまたその連絡帳をお手紙や宿題プリントと共に託され、欠席した子に届けます。伝書鳩のようです。欠席する方も託される方も、朝の忙しい時間での連絡帳の受け渡しは大変です。

2:翌日の持ち物・時間割の確認・宿題の内容

次の日の時間割の変更部分や、持ち物、宿題の内容、手紙について、などの連絡事項を帰りの時間などを利用して伝え、子どもはそれを自分で連絡帳に記入します。

1年生でも、ひらがなを一通り習うと、連絡帳の記入がはじまります。翌日の持ち物や宿題などの重要な連絡事項を、自分で決められた時間内に書かないといけません。書き切れずに翌日忘れ物をしたら、それは自己責任ということになります。厳しいです。

3:何か保護者から担任の先生への連絡がある場合

家庭事情による早退や、体調不良による体育の見学など、その他家庭から何か学校へ伝えたいことがある場合も連絡帳を使います。

札幌の連絡帳事情

札幌では、連絡帳がないというわけではないらしいです。上でいう「3」の使い方はあるようなのですが、正直ほとんど使ったことがありません。もしかしたら、学校や先生の考え方によっては、連絡帳をバリバリ活用している!というところもあるかもしれませんが、一般的には次のようになることが多いようです。

欠席のときの連絡に連絡帳は使わない

まず、欠席のときの連絡は、朝、学校に電話で伝えます。首都圏の方は、生徒数が少ないからできるんだろう…と思われるのではないでしょうか。いえ、札幌の小・中学校は、マンモス校も多いです。

朝の忙しい時間なので、もちろん手短かなやりとりとなりますが、回線がパンクすることもなくきちんと対応して下さいます。子どもの体調が悪いときに子どもを家に残して、朝、お友達のところに連絡帳を届ける必要もなく、正直とても助かっています。

時間割の確認に連絡帳は使わない

時間割の確認に連絡帳は使いません。時間割やその日の持ち物は、週末に次の1週間分が表になって、お手紙として配布されます。転校したてに初めてそのプリントを貰ったときは、「え!これ毎週くれるの!?先生大変じゃない?」と驚いてしまいました。

大体、クラスの様子などが書かれた学級だよりと一緒になっていて、一週間の時間割や行事・持ち物・下校時刻などが書かれています。テストがあるときはテストの予定も記載されていたり、絵の具セットや習字セットなどが必要なときは、持ち物の欄にそう書かれていたりと、とても親切です。下校時刻がはっきり分かるのも嬉しいです。

1年生から6年生まで、担任の先生が変わってもずっとそうなので、多分札幌ではそういうものなのだと思います。あまりの親切ぶりにびっくりでした。

連絡があるときは使うらしい

何か事情があって、保護者から先生へ連絡したいことがある場合の使い方は、札幌でもあるようです。例えば、事情があって早退したいときや、体調不良などで体育の見学をするときなどは多分ほかの地方と同じような使い方をすると思われます。

ただ、ほとんど使わないので、我が家は連絡帳があることさえ忘れているような有様です。

どちらの方式がいいのだろう?

こんな札幌の連絡帳事情なので、首都圏から引っ越してきたうちとしては、正直いろいろな面で楽になりました。多分、子どももそう感じていると思います。

時間割は、昔と違って1年間ずっと同じとは限らず、複雑になっているので、ひらがなを習ったばかりの1年生に連絡事項を書かせるより、毎週お手紙として配布したほうが合理的なのかもしれません。低学年だと書く力の差もあるので、子どもによっては、毎日帰りの時間内に連絡事項を書くことが、とても負担になっている場合もあるからです。

ただ、長い目で見た場合、スケジュールの自己管理能力に差があらわれるのではないか、という心配もあります。多少大変でも、自分のスケジュールや持ち物は自分で管理する、という癖を小さい頃からつけることが教育だという考え方もあると思うので、一概にどちらがいいというのは難しいかもしれません。

欠席の連絡を連絡帳ですることについて

首都圏から札幌へ転校したうちは、楽になったと感じましたが、逆に北海道から首都圏に転出する場合、連絡帳の活用に最初は戸惑うかもしれません。特に転校したてで知り合いが周りにいない時期は、欠席を連絡帳で知らせる方式は大変そうです。

首都圏では小児科の混雑がひどい地域も多いので、子どもが病気になるとただでさえ心配なところに、学校への連絡も、病院の順番待ちも、自分の仕事のことも…といろいろな意味で本当に負担が大きかったです…。今は学校への連絡も、病院の順番待ちもさくさくと済み、子どもの病気の心配だけはありますが、その他の負担はほとんど感じません。あの頃は大変だったな、としみじみ思います。

せめて欠席の連絡は、学校の工夫や考え方ひとつでどうにかなる部分だと思うので、連絡帳方式を採用している小学校は、一考していただけないかと思うところです。学校の規模の問題ではなく、考え方の問題だということは、札幌方式を体験してよく分かりました。

直接電話を受けるのが大変だというのなら、留守番電話やメールの活用でも構わないと思います。ただでさえ大変な子どもの体調不良時の保護者の負担を、ひとつだけ(ひとつだけでも随分違います!)減らすためにも、是非考えてみてもらえたら…と思います。

以上、札幌と首都圏などの連絡帳の違いについてでした。

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