sogard / Pixabay
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一日で真っ白に

本格的な雪になりましたね

今日は、朝起きると真っ白な雪景色がひろがっていて、驚きました。昨日まではそんな気配もなかったのに、突然こうなるのが北国のこわいところです。早朝から降りだした雪は夕方には約20cmの積雪となりました。

ふわふわで真っ白な新雪が目の前に広がっていると、思わず歓声をあげながら足跡をつけてみたくなる…そんな時代がかつて私にもありました。

しかし今はこれっぽっちもそんなことは思いません。

下を向いて目を皿のようにしながら少しでも歩きやすそうなルートを探し、人様が踏みしめてくれた道を嬉々として歩いています。誰も通ったことのない道なんて歩きにくいことこの上ありません。先駆者というのは本当にありがたいものですね。

北海道スキーツアー

ササラ電車も初出動

今日は市電の除雪のために、ササラ電車も初出動となったそうです。首都圏ならとっくにマヒするような雪でも、札幌の交通機関はけなげに運行しています。冬の市電って、けなげだなーと思うのは私だけでしょうか?

札幌の市電は今まで環状線のようで環状線ではない、微妙な形をしていたのですが、いよいよ来月、12月20日からループ化された状態での営業運転がはじまります。狸小路にも停留場が新設され、すすきのから西4丁目までがやっとつながります。利用者にはとても嬉しいですね。

根雪にはまだ遠い

本格的な雪になった札幌ですが、気温が低く雪が溶ける前にまた雪が降り積もっていくいわゆる根雪の状態になるまではまだしばらく時間がかかりそうです。根雪になるとまだ歩きやすいのですが、これから根雪になるまでの間は、かなり通勤通学も大変な時期になるのではないでしょうか。

まだ気温が比較的高い日があったり、低い日があったりで安定せず、雪も積もったり溶けたり凍ったり解けたりを繰り返すと思われます。これから約一ヶ月の間の札幌の道路状態をオノマトペで表現すると、おそらくこんな感じです。

パターン1:びしゃびしゃ

積もった雪が溶ける=水になる、です。一気に気温があがると水たまりが半端ありません。長靴の出番です。車がそばを通りそうなときは水はねがかからないように、すばやく身を隠すのが正しい札幌の歩道または路肩の歩き方です。

パターン2:しゃりしゃり

それでもきちんと溶けてくれればいいのですが、シャーベット状のしゃりしゃりの雪は車にも歩行者にも(ちなみに自転車は冬は封印されます)大敵です。泥のぬかるみを歩くことを想像してください。足やタイヤをとられまくりです!

パターン3:つるつる

個人的にはこれが一番こわいです。つるっと転びます。とくに横断歩道の白い部分とかがわかりにくく凍っていたりして、もうすぐ赤信号になりそうなときにつるっとすると、焦ります。車でもブラックアイスバーンという目で判りにくい凍った状態のところでの事故が多いそうです。

パターン4:とげとげ

これは始末に負えません。中途半端に溶けた状態から急に凍ると、文字通りとげとげというかぎざぎざな状態になります。転んだらささりそうです。夏なら5分の道のりが何倍もかかるのがとげとげの日です。

どれも嫌ですね。思わず早く根雪にならないかな、と思ってしまうくらいです。ふつうにアスファルトを歩けるということは幸せなことなんだと、強く思う今日この頃です。