2019年度の公立高校入試、2月1日の出願変更締め切りを受けて、出願変更後の出願状況が道教委サイトで発表になりました。(2019年2月13日発表)当初の倍率からどのように倍率の変更があったでしょうか。見てみたいと思います。

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石狩学区の倍率

前回こちらの記事「2019年北海道公立高等学校の1回目出願状況が発表!札幌の倍率は?」で、東西南北と当初倍率が倍率1.4倍以上と高かった高校をピックアップしました。まずは、それらの高校の倍率が出願変更後にどのようになったかをみてみます。

学校名 学科名 当初倍率 出願変更後
札幌東 普通 1.8 1.6
札幌西 普通 1.7 1.6
札幌南 普通 1.4 1.3
札幌北 普通 1.3 1.3
札幌月寒 普通 1.4 1.5
札幌英藍 普通 1.4 1.3
札幌国際情報 普通 2.0 1.6
札幌国際情報 理数工学 1.5 1.5
札幌啓成 理数 1.6 1.6
札幌東商業 流通経済 1.6 1.4
札幌東商業 国際経済 1.4 1.3
札幌厚別 総合 1.5 1.4
札幌旭丘 普通 1.5 1.5
札幌平岸・普通 普通 1.4 1.5
札幌新川 普通 1.7 1.5

※出願変更後の倍率は、2019年2月13日発表の出願変更後のもの。
※当初より倍率が高くなったところは数字をに低くなったところをにしました。

高倍率が目立った札幌国際情報(普通科)は0.4ポイント、札幌東、札幌新川は0.2ポイントの減少となりました。札幌西、札幌南は0.1ポイント下げています。厚別、札幌英藍も0.1ポイント下げ、札幌東商業の流通経済は0.2ポイント、国際経済は0.1ポイントそれぞれ下がりました。

この中では札幌月寒と札幌平岸が0.1ポイント上がりました。

札幌北、旭丘、札幌啓成(理数)、札幌国際情報(理数工学)は変わらず。

倍率が減少した学校

ここからは、当初倍率の高さに関わらず、石狩学区の倍率の増減があったところをピックアップして、当初と比較してみます。

まず、東西南北と石狩学区で倍率が当初よりも減少したところ。減少数は一般出願者数。出願変更後の倍率は2/13発表のものです。

学校名 減少数 当初の倍率 出願変更後
札幌東 -64 1.8 1.6
札幌西 -19 1.7 1.6
札幌南 -17 1.4 1.3
札幌北 -7 1.3 1.3
札幌啓成・普通 -22 1.3 1.2
札幌英藍 -19 1.4 1.3
札幌国際情報 -32 2.0 1.6
札幌東商業・流通経済 -9 1.6 1.4
札幌東商業・国際経済 -4 1.4 1.3
札幌厚別・総合 -33 1.5 1.4
札幌新川 -62 1.7 1.5

※出願変更後の倍率は、2019年2月13日発表の出願変更後のもの。
※学科名がないものは普通科です。

倍率の高さが目立った札幌東と札幌新川は60名以上一般出願者を減らしています。札幌国際情報、札幌厚別も30名以上減少しました。

倍率が増加した学校

次に石狩学区で倍率が当初よりも増加したところ。増加数は一般出願者数。出願変更後の倍率は2/13発表のものです。

学校名 増加数 当初の倍率 出願変更後
札幌月寒 27 1.4 1.5
札幌手稲 33 1.0 1.1
札幌丘珠 12 0.8 0.9
札幌白石 28 1.1 1.2
札幌南陵 5 0.7 0.8
札幌稲雲 13 1.0 1.1
大麻 18 0.9 1.0
北広島 8 1.2 1.3
石狩南 28 1.1 1.2
千歳・国際流通 3 0.9 1.0
札幌平岸 7 1.4 1.5

※出願変更後の倍率は、2019年2月13日発表の出願変更後のもの。
※学科名がないものは普通科です。

倍率の変化

倍率は、出願者数合計を募集人員で割ったもので、少数第2位を四捨五入して出しています。ですから、倍率に増減がなくても出願者数が増減している学校は上記以外にもたくさんあります。例えば札幌藻岩は倍率こそ1.2とそのままですが、一般出願者が24名増えていますし、札幌西陵も倍率は1.0のままで14名増えています。

高倍率を嫌って出願変更した層は、月寒、手稲、藻岩、稲雲、白石、西陵、大麻、石狩南などへ向かったということでしょう。

他の地区や詳細は道教委のサイトで確認できます。

参照:北海道教育委員会
平成31年度公立高等学校入学者選抜出願変更後の出願状況